保険とは?

全ての生命保険会社、地震による免責条項等の不適用を決定
平成23年3月15日
今回の東北地方太平洋沖地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
各生命保険会社では、被災されたお客様のご契約については、地震による免責条項等は適用せず、
災害関係保険金・給付金の全額をお支払いすることを決定いたしましたのでお知らせいたします。
(※) 一般的に、災害関係特約については約款上に、
地震等による災害関係保険金・給付金を削減したり支払わない場合がある旨規定されていますが、
今回はこれを適用せず災害関係保険金・給付金を全額お支払いすることを全ての生命保険会社から確認しております。

当たり前っていやぁ当たり前やけど、安心しました。
また、「ああだこうだ」と我欲を張って支払いを渋るのかと思いきや、今回の措置。
生命保険会社は数年前の不払い問題などが起こった時期のことを考えると、
本当に大きく変わったものです。

すべての保険契約者に不利益が生じるようなことがあったら困るけど、
とにかく支払能力の限界ま支払うべきです。
死亡保険金が減額されかねない場合は駅前一等地の不動産を売り払ってでも
上の人が一定の時期、我慢してでも窮地に立っている人を救うべきです。
それが保険だと思うから。
とにかく少しでも早く支払って欲しいです。

今回の地震が起こってすぐに、
ある外資系の保険会社から上記免責条項の不適用についてのFAXが流れてきました。
必要書類についても一部、不備があったとしても支払いに応じると。
これでこそ保険会社が保険会社たる所以ではないでしょうか?

最初にどこかの保険会社がこの姿勢を打ち出したから各社が「右に倣え」をしたのかもしれませんが、
今回の保険会社各社の姿勢には少しだけ安心した次第です。

対して損保は・・・・
本来の保険の目的を見失って欲しくはないです。
地震保険・・・
何のために入っているか考えてみて。
どうせ支払わないとアカンのやったら意味もなく支払いに時間を掛けるようなことはしないで下さい。
何十年に一度かの事態です。
そのために加入者は高い保険料を支払っているのです。
今回は我欲を捨ててください。

会社の我欲ではなくて社会通念上、一般常識上の判断で動いてください。
「この書類がない」「あの書類が足りない」
なくなった家屋を見れば子供でも判断できることです。
もちろん、なくなった家屋を一軒一軒きちんと見る必要はあるでしょう。
でも、少しでも早く支払いが発生するよう、少しでもたくさんの人員と時間を割いてください。
「柱が残っているから・・・」
こんなナンセンスな論議になるのはやめてください。
早く支払ったしても再建に対しての動きがすぐには起こらないかもしれないですが、
それが被害にあった人たちの安心につながるならそうして欲しいです。

とにかく、「保険」本来の意味を忘れないで下さい。