親父のチャーハン

また、中途半端に目が覚めてしまいました
そういう時は無理に寝ようとすると余計に寝られなくなると言うので、
すっと眠りにつけない時は起きて何かするようにしてます。

昨日の日曜日は朝出勤して昼前に出かけて夕方にはこちらに戻っておりましたが、
ちょっと疲れがたまっていたのでそのまま帰宅しました。
お正月を除いて1日しか休みが取れていなかったので・・・・
申し訳ありませんでした

息子と嫁は毎土日は野球。
いくら好きなこととは言え、ご苦労様なことです。
ましてやこの寒い季節、野球やっている息子はともかく、
グランドで見ている嫁はさぞかし大変だったことでしょう。
しかも、帰ってきたらすぐに晩御飯の用意、洗濯と、
次から次へとお仕事が待ち受けてます。
僕は「1日しか休んでない」なんて言うけど、嫁は「1日も休んでない」のです。

なので、ちょっとだけでも癒してあげようと、
例の台湾料理屋さんに行くことを電話で提案。
すると「行く行く」かなりウレシそうな返事。

僕は息子が帰ってきたらすぐに入浴できるように風呂を沸かして娘と2人で待ってました。

すると・・・

娘がウトウト・・
彼女もクラブ活動やら勉強やらで疲れているのでしょう。
この日も朝の5時半から起きているので寝てしまっても当然。
しばらくそのままにしておきました。

そのうち、息子と嫁が帰ってきました。
息子はすぐに入浴、嫁は犬の散歩。
散歩?ああ、そこに気付くべきやった。
(散歩は僕が行けばよかった)

やがて嫁も帰ってきて、息子も風呂から上がってきて、
「さあ、みんなで出かけよう」・・・
のはずが、娘、起きず
何度起こしてもやはり起きず

コレはやはり余程疲れているのでしょう。

まあ、それならやはり晩御飯は家で食べようか?
あ、わざわざ作らなくても、昨晩のおかずの残りで済まそう

でも、食べ盛りの息子、それでは足りないらしく、
「チャーハンが食べたい」
ああ、チャーハンね、まだ台湾料理モードな訳ね。
「中華料理屋さんで食べる本格的なやつね」

本格的?
そんなん、家のIH器具でパラパラチャーハンなんか出来るわけないやん。

嫁が冷凍のご飯を出して用意をはじめましたが、
NON、NON、あんたは疲れてるやろうから今日は僕が作ろう。
IHで作る出来るだけ本格的なチャーハンを。

息子は「えー?お父さん」
という顔をしてましたが、コレでも昔はバイトで調理経験あり。
「チャーハンならお母さんのより美味いよ」
と、嫁を押しのけて無理やり作り始めました。

ご飯チンして、ねぎ刻んで、豚肉刻んで、卵溶いて・・・
材料はコレだけ、いたってシンプルなもんです。

ラードがあれば香ばしくていいんやけど、
カロリーのことも考えたらサラダ油で十分。
それにIHやからラードで作ったらかえってしつこいかも知れんし・・・

3人分作るのでまずは大き目の炒め鍋にサラダ油を熱して3個分の卵を炒めます。
卵がふわっとしたらいったんフライパンから取り出して豚肉を炒めます。
ほんで次はレンジでチンしたご飯を入れます。
ご飯は温かい方がうまく行くようです。
本当は火柱上げて中華鍋を振りたいところやけど、
IHやし、あんまりジューッともいうてないし、
お玉でご飯を「抑えては混ぜ、抑えては混ぜ」を約5分。
ご飯を抑えるのは味が均等になるようにと、
IHは温度が低いので熱をなるべくご飯に伝えるため。

その作業を繰り返しているうちにご飯がいい感じになってきたので、
先程いったん取り出した卵、刻んだ白ねぎを入れ、
さらに炒めて塩コショウ、最後に香り付けにオイスターソースを少々。
一切焦げてないし、油も最小限しか使ってへんし、上出来上出来
ちょっと味見してみると・・「まずまず」な感じか?

でやっ、これがお父さんの作ったIHで作る「なんとなく本格チャーハン」やっ!!

さっそく息子が一口。
どうや、美味いか??
息子は
「うん、うまい」
バクバク食べてくれてます。
嬉しいね

そのうち娘もおきてきて「チャーハン食べる」というのでお皿に盛ってやりました。
どうや?お父さんが作ってんで

娘、ふつう・・

ん?そんなはずはないやろう?
あなたがバイトしてた中華料理屋さんには大負けやけど、
IHというハンデ考えたら十分美味いやろう?

さらにもう一度、
え?美味しいやろう?

「うん、美味しいけど普通」

その言葉を聞いてもう一度味見。

・・・・・

確かに・・・・
家で親父が作る普通のチャーハンでした。

まあ、でも、久々の家族揃ってのごはん。
なんか楽しい時間でした。

眠くなってきたので寝ます。