まあ、人のヘアスタイルに対する関心が高いのか、単に面白がっているだけなのか?
あのあと、ある人は僕の頭を見て「サトイモ」と言いある人は「納豆の藁苞」と言った。
そしてそのあと「悪い部分が全部強調されてるよね」とまで言いよった。
今日来た美容師のお客さん、
「最近流行のヘアスタイルですよ」と、慰めてくれたのもつかの間、
「悪いところが強調されてるって言われたよ」って伝えると
「そうそう、その頭の大きさとか、額の後退具合とか、頭の形とか全部強調されてますよね」
って、やっぱりそんな風に思ってたんやないかい。
しかも座っている僕の横に来て
「ここがこう強調されてるんですよ」
って耳の上の所らへんを何度も指で辿って、頭の形がどれだけ悪いかを説明し、
「後頭部がペッタンコだから、ここをこうしたらいいんですよ」
ふーん・・やっぱりおかしいねや(涙)
まあ、それはさておいて・・・
>予想通り?
>1回目は実情にそぐわないメチャクチャな事言ってくるので・・・
>ま、立場上、仕方がないといえば仕方がないんやろうけど・・・
>いっつも思うけど、何でこっちから資料そろえやなあかんのやろ?
>0:100の対物事故やのに・・・・
ここまでが前回のくだり・・・
先日の0:100の事故の話。
追突の衝撃で天井まで波打ったこの車。
修理してもまともな状態に戻らない。
認めたくないけどこれはやっぱり全損。
全損の定義は他のサイトにたくさんあるのでそこは置いといて、問題はその全損の認定金額。
保険会社の提示金額は大体が実勢の市場販売価格よりも低い。
それはレッドブックという古くからある査定本を使っているから。
実際にこの本を使って仕入れ、販売が出来るなら中古車屋も楽なんだけどね。
こんな金額では到底、現状と同じ中古車は買えない。
だからせっせと資料を用意します。
あまりにかけ離れた金額を要求すると話の落としどころも見えなくなるし、
第一、時間がかかりすぎると被害を被ったお客様にもメリットは無い。
賠償総額で判断されることもあるので、レンタカー会社にたくさん支払うよりは
交渉の時間を短くしてお客様に還元する方が得策。
だから僕は保険会社とはケンカしない。
もめてもごねても落ち着くところに落ち着くと思うので
理路整然と話をして、なるべく気持ちよく支払ってもらうようにするのです。
保険会社にも協力的な態度を見せれば交渉はスムーズに行くことも多いのです。
交渉の決着に時間がかかってレンタカーの代金が莫大になりそうなら早めの決着を促します。
具体的に言うと次の車を探す時間の短縮、販売利益の圧縮、これだけでも早期解決には大きな要因。
それでも探している車がレアでレンタカーの期間が長引きそうなら、
ある一定の期間でレンタカーは返却して当社の工場代車無料貸与の提案をします。
ようするに「周辺の経費を軽減する協力をするので、なるべくたくさんお客様に支払ってくださいよ」と。
こうして協力の姿勢を示すことで保険会社の態度も柔軟になってくることも多いです。
そしてその上で客観的資料の提示です。
GOOやカーセンサーでの同等の車両の販売価格の平均価格の提示をします
この同等という部分はすごく大事です。
お客様にとっての愛車は他の販売店で売っているどの車よりもかけがえの無いものだから。
単に年式やグレード、走行距離が同じであっても、
安い金額で販売されているものよりも高い金額で販売されているものと同等と判断されたいです。
最近は販売価格を安く抑えて諸費用を高く取る業者も増えてますから。
そして次は諸費用の認定です。
車両保険では「全損時諸費用特約」と言うような名前で諸費用の補填が同時付帯されている場合が多いけど、
対物事故ではなぜか「諸費用は払えません」と平気でいいます。
ん?どして?
「今回はたまたま事故で買い換えなければならなかっただけで、あと5年したら乗り換えの時期が来るはず、
そしてその時にはどの道、諸費用は発生するでしょう?」
なーるほど・・・
いやいやいや、これは明らかに違いますよね。
今回の事故で本人の意思とは離れたところで乗換えを余儀なくされ、
同年式、同程度の車両を購入したところであと5年したら乗り換えの時期が来るわけです。
だから、今回の乗り換えは全くの不要な乗り換え。
単純に諸費用も1回多く発生しているわけです。
これは○○年○○月の判決で認められていますよね?
実際に、ここ10年の判例で諸費用が認められなった判決は少ないです。
なんて事を文書で提示するのです。
ただ、先の協力的態度あってこそ、この文書も効力を発揮するというもの。
保険会社の担当も感情を持っている人間。
被害者当事者ならともかく、「代理店」「修理工場」としてのスタンスの当社が、
その道のエキスパートの彼らとケンカして感情を逆なでしてもメリットは少ないのです。
裁判嫌がるお客様も多いしね。
ここまでやれば解決の糸口は見えてきます。
問題に対して人間が介在するということは解決に向けて努力するということ。
保険会社がそこまでしてくれたら早期解決はもちろん、僕の努力次第。
同等の車が見つかるかどうかは別問題なんやけど、
代車を用意してじっくり次の車を探すもよし、まったく異なる車種を探すもよし。
とにかく交通事故は円満にきちんと支払ってもらうのが大事です。
そのために代理店の役割をきちんと果たすことも大事です。
しかし・・・
こんな小難しいこと書いてたら読者減らんかえ?