アメリカンドリーム

最近来社されるお客様から
「随分と品揃え代わったなぁ、バラバラやん」
ってよく言われます。

まあ、見てたら自分でもそう思います。

意図してバラバラにしているつもりはないのですが・・・

「コレ!!!」
っていう車種があっても、タマ不足の影響下、
以前のようにその車を簡単に仕入れられるわけではありません。

だから、車種の幅を広げているのは確かです。

でも、やみくもに「何でもかんでも・・・」というわけではありません。

程度がよい
クオリティが高い
価格に対しての内容がよい
そして最後に新車の価格との対比

あとは「乗っていて楽しい」
これがあればベストなんですが・・・

自分自身が
「コレが僕のお勧めの車や!コレでどやっ!!」
って自信を持ってオススメしても

フーン・・・・( ´△`)って、レスポンスがなかったり、

逆に
「こんなんどうかな・・・」
って思う車が意外にも問い合わせが多かったりすると、

ああ、私のセンスはまだまだやね・・・

って思ってしまう。

昔、若い頃に東京でアパレル関係の企業と取引をしていた頃があって、
その頃はDCブランド最盛期やったんやけど、
あの時のデザイナーさんたちは多分50歳前後。

その50前後の人たちが20代の若者中心にターゲットを定めてデザインをしてたわけやから
40代の自分が20代30代40代の人にセンスのいい車を提案するのは
普通に出来ないとアカンのやろう。

そういう意味でまさに「目からウロコ」やったんはこの車。

リンカーンタウンカー↓

この車は以前に当社がオーダーを受けて販売させていただいた車。
お乗換えに伴って当社が販売させていただくことになったわけやけど、
インテリジェンスな車中心のご時世で
古きよき時代のアメリカのこのビッグサイズなリンカーンは売れるのか?

なんて疑問は何のその。

スッゴク問い合わせが多いのです。

車はキッチリと整備してあるし、内外装の程度も申し分ない。
見に来たお客様は当然気に入っていただけるのです。
「うん、コレがええわ」
と、テンションアゲアゲ

とりあえずはご家族の許可を取るためにいったん帰られるのです。

翌日・・・・
「ゴメン、やっぱり買われへんわ」

聞くところによると奥様から許可が出なかった模様。

そういうお客様が複数組・・・

アメリカンドリームなんやけどなぁ・・・

それでもこういう車が「好き」ってお客様が存在するのがわかっただけでも、
日本はまだまだ「車離れ」じゃないかもね