雨に歌えば・・・

息子が風邪の真っ最中。
熱は38.5℃、顔は真っ赤か。
明日は3町集まっての歴史的な集大成の大会だというのに・・・

受験を10日後に控えた娘はつい先日まで風邪をひいていた。
嫁も昨日まで風邪をひいていた。
対して僕はここ数年風邪をひいた事がない。
今回も息子と毎日同じベッドで寝ているのに風邪がうつらない。

たまに昼間に関節が痛くなったり、
気分が悪くなったり、頭が痛くなることがある。
でも、熱が出たり、咳が出たりするほどのことはない。

そんな感じで家に帰ってくるとすぐにビールを飲む。
ビールを飲むと気分が良くなるのでしんどいのを忘れてしまう。
どんなに酒量が少なくても翌日の気分は優れないので二日酔いと勘違いしてしまう。
もしかしたらしょっちゅう風邪をひいているのであろうか?
まあ、健康であることに感謝したいものである。

昨日は昼の1時半ごろから名古屋に出かけた。
名古屋で査定をする予定があったので出来れば雨が降らないでいて欲しかった。
でも、西名阪自動車道に入った頃から雨が降り出した。

西名阪と言えばトラック、交通量の多い時は緩やかなスピードで流れるので有名な道路。
法廷速度を意識的にオーバーするつもりはないけど、
それでも追い越し車線をゆっくりと走っているトラックがいると
パスしたくてたまらない衝動に駆られる。

しかし、小雨の中、のんびりとドライブするのもいいものである。
営業車のBHレガシィターボでドライブしている途中、
左車線を走る車が急にふわーっと右の車線にはみ出してきて、急に目が覚めたりする。

天理の坂を快適に飛ばしている途中、
猛烈な勢いで追いついてくる白いスポーツカーがルームミラーの視界に入る。
その車は35のGT-Rであった。
やっぱりカッコエエ。
めちゃくちゃカッコエエ。

ウインカー出して左車線に入ってGT-Rをパスさせて、すぐに後ろに付いたけど
全然付いていけるスピードではなかった。
多分、制限速度がなかったとしても付いていけるものではないだろう。

名阪国道に入る頃には土砂降り・・・
査定が憂鬱になってきた。
それでも、いつもは退屈でたまらないドライブもこの日は結構楽しかった。

昼飯を喰っていなかったので東名阪のサービスエリアで
大好きなばくだんおにぎりを食べようかとも思った。
でも、お客様との約束の時間に遅れることはまずいので我慢して通り過ぎた。

雨の中の名古屋への移動は思ったよりスムーズで予定の時間より1時間近く早く着いた。
こんなことならばくだんおにぎり、喰っとけば良かった。

幸いにもお客様とも予定の時間より早く会うことが出来た。
会談したのは短い時間で商談はその日はまとまらなかったけど、
楽しい時間を過ごすことが出来た。
やっぱりお客様と話している時間は本当に楽しい。
これで商談がまとまれば言うことはなかったのだが・・・?

帰りはナビの言うとおり、名古屋高速に乗って帰った。
こういう知らない土地に来てもナビと言うのは本当に便利だ。
ここから会社までは170km、約2時間半の道のり。

名古屋高速ではどこかで見たことのあるようなロゴのある積載車が目の前を走ってます。
「テクノスポーツ」
おお!GOO-NETぶろぐでいつも上位にいるテクノスポーツさんのキャリアカーでした。
思わず、「中古車の独り言のYOSHIです」と声を掛けそうになりました。
でも、テクノスポーツさん、神戸ナンバーやったけど名古屋まで来られているのですね。

名古屋高速から東名阪道に乗るところで
「この先、斜め左です」との指示。
指示に従って「清州」と案内があるほうに入ると
ナビの表示する会社までの距離は215kmになった・・・・
あわてて次のインターで降りてもう一度、高速に乗りなおした。
僕の営業車についているナビも2005年度版。
そろそろバージョンアップせんとあかんな。
いや、それよりもナビばっかり使ってるから道を覚えへん。
それが一番あかんな。

帰りの東名阪自動車道の御在所サービスエリア、これがメッチャ楽しみ。
雨のドライブも苦痛にならないのです。
ここでばくだんおにぎり2つ選んで食べます。
一つはいつもの明太と塩昆布とおかかやったかな?
後のもう一つは・・・?
時間が遅くて種類がなかったのでエビとツナマヨのばくだんおにぎりを食べました。
でも、これがことのほか美味かった。
いつも一番目に選んだものよりも2番目に選んだものの方が美味かったりするのです。

けっきょく、雨は降り止むことはなかったけど、
こんな日は昔のあの日を思い出すのです。

それは8年ぐらい前のある日・・・
名古屋でのオークションを終えて夜遅くに大阪へ帰ろうとしたある日のこと。
その日の名阪国道は大雨と濃霧。
朝早かったから疲れてるし、早く帰りたいし、でも霧で視界は最悪だし・・・

大阪に帰るときはいつでもA放送をかけます。
毎日放送をかけるんだけど、音声がクリアに入ってくると
だんだんと大阪に近づいてきたことを実感するのです。

でも、この日はどこかの外国の放送が混線していたのか、
なかなかクリアに聞こえませんでした。
それも、なんか三味線の音かチェンバロ?のような音が
ずっと入ってきてちょっと怖かったのです。

そんな感じで、とろとろと名阪国道を走っていたんだけれど、
右側車線を大型のトラックがすごいスピードで追い越していったのです。
「危ないなぁ・・・」

しばらく走っていると、右側車線に火の手が見えます。
事故か?
霧で視界が悪かったので事故現場は僕のすぐ目の前に迫ってました。
冷静に左へハンドルを切って避けようとしたのですが、
左側も避けた車が事故してました。
これはもう急ハンドル切るしかない。
でも、この濡れた路面で急ハンドルなど切ると車は滑って
右左、どちらかの現場に突っ込んでしまう。

それでも、エイヤッとハンドルを切ったのです。
すると・・・
僕の乗っていた車はするっと、事故現場の狭い隙間をすべることなくすり抜けたのです。

その時に乗っていた車がインプレッサ。
おお!車はやっぱり命を預けるものや。
そこから僕がスバル車にのめりこんでいったのです。

話は戻って、往復360KMのドライブ、旧型のレガシィだったけど
長距離運転嫌いの僕でもこの日の運転は全然苦痛じゃなかった。
いや、それどころか楽しかった。
こんな車を日本でも沢山販売して欲しいものです。