こんな日が・・・

昨日、ブログ書いてたのがまるで1,2時間前の出来事のよう・・・
ものすごく時間が早くたつのです。

昼から晴れるって言ってた天気予報も
結局、晴れることはなかった。
だから撮影は出来ずじまい。
なんとかGOOに掲載するための左フロントの写真だけは
曇り空の中、無理やり撮影した、
明日晴れてくれるといいんだけど・・・・

今日は朝から大変やった。
展示車の掃除を終えてミーティングをした。
そしてそのミーティングが終わって2階の事務所にいるときに
1回の展示場にいた社長に呼ばれた。
社長の顔面は蒼白。
「家まで送ってくれ」
体調があまりにも悪そうだったので救急車を呼んだ。
その途端、社長は倒れた。
幸い、そばに付いていたので、倒れた時に支えることが出来たため、
コンクリートの地面に頭を打つことは避けられた。

社長は僕の父親。
心臓が悪い。
昨年も年末に1ヶ月ほど入院した。
こんなことは初めてではなかったので、僕自身は落ち着いていたが、
今回は今までと容態が異なっていた。
意識はあるか、呼吸が止まっていないか、
救急車が来るのを待つ時間がもどかしかった。

救急車は意外にも早く来た。
ストレッチャーにのせられる社長をスタッフが不安そうに見つめていた。
僕は後のことをスタッフに頼んで救急車に同乗した。

昨今ニュースになっている救急患者の受け入れ問題もあって
救急車が搬送先を決定するするまでやきもきしたけど
幸運なことに入院した病院で受け入れてくれることが決まった。

サイレンを鳴らしながら走る救急車の中で
社長の生気のない顔色を見ていると、
朝のミーティングで、ストレスを感じさせるような話をしたことが後悔された。

病院に着いた。
救急室の待合で色んなことを頭がよぎった。
そこは同じ会社で働く上司と部下の関係ではなくて
完全に父親の容態を心配する息子の心境だった。

どんな処置が施されているのか分からないので不安だったが、
診断を受けている父親の声がわずかに聞こえた。
少しホッとした。

30分ほど待つと父親を乗せたストレッチャーは救急室から出てきた。
点滴と酸素マスクを付けられた父親はCTスキャンを受けるために
検査室に向かっていった。

無事を祈りながらも、最悪の事態をちょっとだけ覚悟した。
やがて急を聞きつけた嫁さんが母親を連れて病院に来た。

3人でまんじりともしない時間を過ごした。

そこからさらに30分・・・
父親はCT検査から戻ってきた。
脳梗塞の疑いもあるので脳のCT検査を行っていたらしい。
幸い、脳には異常はなかった。

処置に当たった医師から説明を受けた。
救急車が駆けつけた時の脈拍が40以下に落ち込んでいたこと、
病院に来た時は47ぐらいだったこと。
難しい説明で良く分からなかったけど、
不整脈と心房細動、その他に心臓に複数の病気を持っているため、
心拍数を落とす薬を常用しているため、
普段から脈拍は少ないのだが、この日は何らかの原因で
それが極端に落ち込んだらしいのだ。
そして今は処置によって心拍数は落ち着いていると・・・・
とりあえずは容態は安定ということで僕はお店に帰ってきた。

午後から数時間の点滴を受けて父親は自宅に帰った。
主治医と相談した結果、今回は入院せずに自宅療養となったようだ。

社長(父親)68歳。
お店に居たら居たで、心配をかけてしまう。
狭い事務所なのであらゆることが耳に入る。
もう家でゆっくりしてくれててもいいんだけど、
家に居たら暇をもてあますのか、それとも店のことが気になるのか、
ちょっと休んだら出勤してくる。

早いこと、社長が出勤してくれてても心配かける事のない会社にせなあかん。
いや、それよりも僕の一つの夢だった社長室を早いこと作らないとあかん。
「こんな日がこんなに早くくるとは思わなかった」
ということがないように毎日を大切に生きなければならない。