大事件で2017年度スタート①

吉原さん、吉原さーん、お父さーん
色んな人の声がする。
でもなかなか目が覚めない。
目を開けようとしてもなかなか開けられへん。

頭の上に何か乗っかったようなそんな感覚の中、
やっとのことで目が覚めたら、色んな人の顔とこんな景色。

ここはどこ?
おまけにオシッコ漏れそう・・・

今年は久しぶりのゴールデンウイーク全営業。
あ、2日の火曜日は定休日。
当社は4月30日が決算で2016年度の営業が終了。

5月1日からはスタッフが交代でお休みをいただく形で連休営業の予定です。
私は全営業日出勤予定なので当然1日から張り切って出勤。

夜はね、嫁のお父さんのお誕生日なんで、嫁実家へ。
運転してるとね、段々とお腹が痛くなってきた。
守口市の実家についたころにはもう意識が朦朧と・・・

ご実家には本当に申し訳ないのだけど、救急対応してくれる近所の病院へ。
血液検査とCT検査を行って、「症状から膵炎か胃潰瘍の疑いが・・・」
ということでこの日は一晩泊まることに。

翌日、内視鏡で検査する予定が医師の所見で
「虫垂炎とちゃいますか?」

虫垂炎ですか。
最悪、膵炎覚悟していたのでスキップしたい気持ちですわ。
(病気の知識がないのですいません)

「でもね、今日、この病院では手術の空きがないのです。
なので紹介状、書きますね」

ということで自宅近くの総合病院に紹介状を書いてもらう。

あのー、家に1回帰ってお風呂入ってから行きたいんですが・・・

「ダメダメ、虫垂炎と言っても侮ることなかれ、
手術室開けて待ってもらうので一刻も早く行ってね、
何ならタクシーか、あ、救急車で」

NON、NON。タクシーなんてトンデモない、
ここから堺までいくらかかると思ってますのん。
救急車?それはもっと重篤な人のために・・・

車は前の日の間に家に帰しているので電車で移動。
その方が安全やしね。

駅に着くと嫁さんが迎えに来ていて紹介状の病院まで移動。
もう、この時点ではお腹痛すぎて・・

でも、普通に受付に行って待たされて
「予約が通っていませんが・・・」の返事。

いやいや、大至急移動して一刻も早く手術が必要とのことで必死で来たのですよ、
と言いたいけど、痛くて言えず。
なんでも受付に話が通ってなかったみたいで、30分ほど待ってようやく受付。

ほんでそこからまたあらゆる検査。
「CT検査のデータがないのでもう一度検査しますね」と。

結果待つこと小一時間、
「ああ、やっぱり虫垂炎ですね。
最短で15時からの手術になります。切りますか?」

手術以外の治療法だと再発の可能性が高いのと
最近は腹腔鏡による手術が可能で3日ぐらいで退院できるとのこと。

ああ、それなら手術してね・・・と。

時間は15時に近づいてきて、このころには痛み止めと点滴が効いているので
若干調子もいい。

食事は前の日の昼飯から食ってない。
ああ、でも前の日の昼飯がトンカツでよかった。
これが、カップ麺とかならしばらく食われへんのにずいぶんと後悔してた。

手術室に入る。
いつものように「こんにちはぁ」と元気よく入室。
名前、生年月日などを確認され、いざベッドの上へ。

「はい、全身麻酔に入りまーす」

・・・・・・・・

ほんでこの後、冒頭の

吉原さん、吉原さーん、お父さーん
色んな人の声がする。
オシッコ漏れそう

の状態になる。

長くなるので続きます。