それで、とにかく当社では修復歴なしでの金額を前提に査定させていただいたわけです。
ただし、程度のいい車でお値打ちパーツも付いているので相場以上の評価はあっても
60万はちょっとむちゃくちゃな金額です。
修復歴なしでの現在の相場目いっぱいでも60万は出ません。
60万という金額はその買取業者が自分では買い取るはずのない「釣り」の金額なのです。
ただ、どうしてもお客様も納得されない様子。
なので、修復歴が実際あるかないか、第三者の鑑定にゆだねましょうと。
その結果、修復歴なしで判断されたのなら、どうぞお好きな買取業者に持って行ってくださいと。
鑑定の費用は当社が負担します、と。
で、とりあえず、お車をお預かりさせていただいたわけです。
で、日本鑑定協会の鑑定士が鑑定に来ました。
結果・・・
はい、どこにも修復歴はありません。
それどころか、外装は星5つ。
ホッと一安心
ではなくて、自分にしたら当たり前の結果。
この車はお客様のオーダーで自分が必死のパッチで探してきた車。
そして、お客様がご自身で色々とパーツを装着された車。
相場以上に評価されることはあっても「修復歴車」の評価を下されることはあってはならないのです。
そんな感じで買取させていただいた訳です。
実はこんなことはたまにある話なんだけど、
なんではらわたが煮えくり返っているかというと・・・・
5社の買取業者が5社とも「修復歴車」の判断をしたということ。
これって不自然な感じしませんか?
よくよく聞いてみたら・・・
ネットで一括査定をしたら、なんと5社が同じ時間に一斉に査定にやってきたとのこと。
そこである1社が「修復歴あり」の判断をした途端、
5社がすべて「修復歴あり」の判断をしたとのこと。
しかも、その上で明確な買取価格をどの業者も提示してないという事実。
これはどういうことやろう?
修復歴のない車を「修復歴あり」にして意図的に買い取り金額を下げようとしたのか?
それとも修復歴のないことは分かっているのだけど、
駆け引きをして後で抜け駆けをしようとしたのか?
とんでもない話やで!!
お客様はさぞかし不安なことやったやろう。
さぞかし不快な思いをしたことやろう。
これ、大手の買取業者ばっかりやで。
(ちなみに最大手G社は入ってませんでした)
あんたら、自分だけが良かったらエエんかい?
プロはな、お客様のために存在してるし、お客様がいるから存在できるねん。
お客様のために存在できへん業者はな、プロではないねん。
そういう意味では、最近また、修復歴隠しやメーターダウンがいっぱい出てきたな。
某オークションでな。
「自分らの業界は正直にやってたら儲かりません」って言ってるのといっしょや。
自分が業界に入ってきた時代がそうやった。
せっかく、みんなで頑張ってきたのにな。
もうな、はらわたが煮えくり返って仕方がない。