午前中、OBとシャンクを繰り返し、
とうとう来ましたドラコンの7番ホール。
もうスコアは関係ない。
というより今更スコアを気にしても追いつけるものではない。
いつものようにティーショットの順番は最後。
「ぇえぃやっ!」と放った打球ははるか右側の山の中。
同組のメンバー、あきれ果てたのか口も聞いてくれない。
それでも、遊びで来ているゴルフ。
うまく行かないからといって機嫌が悪くなったりしたら
他のメンバーまで面白くなくなるので努めて明るく振舞う。
「ゴルフはこれからや!」
このセリフ、ラウンド中に何度言っただろう。
昼食を終えて心機一転。
再びプレーに挑む。
午前中、うまく行かなかった反省点を
午後から改善すべくティーグランドに立つ。
ビールを飲んだのがよかったのか
適度に力が抜け、なんとなくうまく行ってる感じ。
ニアピンは僕にはまったく関係ない。
ショートホールでアイアンをうまく操って見事グリーンオン、
なんて芸当は僕にはできっこない。
やっぱり僕にはドラコン。
とにかくドライバーをかっ飛ばし。
腰の筋肉がちぎれるほどのスイングで打ちたい。
だから、午後からのドラコンホールも必死。
午後からのドラコンホールもやはり7番ホール。
いやが上にも緊張感は高まる。
このホールの打順もやはり僕が最終。
ティーグランドにティーを刺し、ボールを置く。
エネルギー重点度120%。
腕の血管が浮き出る。
ゆっくりとバックスイングをとり、
足、腰、の順番で体を回転させる。
Xシャフトのドライバーがしなるのを感じる。
120%のエネルギーを150%に高めてインパクトに挑む。
ブンッ・・・
ガシッ
振り下ろしたヘッドは見事にボールの手前の地面を捕らえ、
大ダフリ。
ああ、最後の頼みのドラコンもダメだった。
でも、スコアは午前中よりも全然マシ。
最後の望み抱いて最終のロングホール。
気分よく終わりたいので2オン、バーディーの絵図が
頭の中を駆け巡る。
それでも力んだティーショットはやはりOB。
さらに特設ティーからのドライバーショットは3連発OB。
4発目に打ったショットナイスショットだったが
キャディさん、代わりのクラブを持って来ようともしてくれない。
もう、かなり怒っている様子。
結局、このホール、上がってなんと15。
競技が終わっての表彰式。
順位表に目をやると予想通りの位置に僕の名前が・・・
成績は・・・・
66人中、66位・・・
せめてブービーには入りたかった。
懇親会の席上でブービーに入った女性の名前を見て
「俺のライバルはとりあえず、この〇〇さんやな」
と大声で話していたら、面識のないその〇〇さんは
僕の真横に座っていたらしく苦笑いしていたらしい。
ビリ・・・・・
ビリ・・・・・・・・
大阪弁で言うとベッタ
ベイオークにも行きにくなったな・・・・・
ゴルフ、しばらくやりたないなあ・・・・