本当の中身

今日の夜、ある御客様の所に行った帰りに、
以前にお店に来てくれたことのある近くの和菓子屋さんに行った。

そこのワラビもちが美味しくてそれを買いに行ったのだけど、
本蕨粉のみを使ったそのワラビもちは残念ながら、
夏季限定商品で真冬の現在は販売されてなかった。

代わりにおすすめの栗のお菓子を購入して、少しお話をした。

お互いの商売の話をしたのだけど、
「景気は良くないねぇ」
という話に落ち着いた。

「どうすればもっと売れるんやろうか?」

そんな話題になって

「売れてるところのやり方も取り入れたら良いんではないですか」

みたいな、エラそうなことを言ってしまった。

僕に和菓子のことが分かるはずもないのに・・・

堺のフルーツ大福の売れているお店の話題になった。

そのお店もフルーツ大福に取り組んでいた。

餅はかなりうまい。
というか、とんでもなくうまい。

だから、中味のフルーツが際立たない。

「もっと中のフルーツが美味しければ素晴らしいですよね」

こんな無責任な僕のおせっかいに

「ありがとう、色んなお話聞かせてくれて」

僕よりも人生の大先輩の店主はそう言ってくれた。
ホンマに謙虚な人たちだった。

エラそうなこと言ってスイマセンでした

家に帰ってきて、そのことを嫁に話した。

「そんなにお餅が美味しいんやったら、中身、必要ないやん。
皮だけで売ったらエエんとちゃうの?」

な、なるほど

さすがは嫁

やっぱり一番自信のあることろで勝負するべきやな。。