「心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。」
「思いは見えないけれど思いやりは誰にでも見える。」
震災後、このCMを良く見る。
言葉どおり、「行動を表に現せば必ず人に伝わる」という感じで見ていたけど、
ロングバージョンのCMを見ていてあることに気がついた。
席を譲れなかった時の高校生の表情は後悔がたっぷりと表れているが、
歩道橋の階段で一旦、おばあちゃんを通り越して、
そのあとに戻ってきておばあちゃんの手助けをした時の、
あの高校生の表情が実に清々しいのと
おばあちゃん表情が実に安心していたことだ。
行動できなくて悶々としてしまう。
行動しなかったから行動した後の清々しさが分からない。
そのうち、行動しないことが当たり前になってしまう。
それどころか、行動することが「おかしな事」「恥ずかしいこと」に思えてしまう。
例えば、電車で席を譲ることなんて、本当はする気持ちがあったとしても、
席を立つ苦痛よりも、声を掛ける恥ずかしさが優先してしまう。
でも、もし、声を掛けて感謝してもらえたら、喜んでもらえたら、
こっちまでいい気持ちになるよね。
そう感じることが素晴らしい。
それだけ人の役に立つ行動って素晴らしい。
だから行動してみよう。
そうしたら何かが変わる。
そうしたら心が変わる。
あのCMを見てそういう事を感じました。