果たして車検は通るのか?

こんな車を仕入れました。

16年R2Sスーパーチャージャー36000KM。

オーバーフェンダー、2本出しマフラー、社外アルミ付。

カッコええなぁ・・・
でも、USS評価点4点・・・
お金かかるやろなぁ・・・

という心配はあったけど、ある思いがあって落札。
東京のオークションで出品されていた車なので、
正直4点車は不安があったけど、スットクのパーツもあるし、
悪いところは加修して綺麗に仕上げよう

2,3日たって入荷した車、案の定、傷が多い。
でも、想定の範囲。
傷を綺麗にするついでに、いっそのことオーバーフェンダーも同色にしてしまおう。

しかーーっしっ!!
確認しなければならない点が一つあるのです。

果たしてこの車、軽自動車の枠で登録できるのか???

このパーツは以前から気になってたのですが、
装着したことによって万が一、普通車枠になれば何の意味もない。
部品代69,300円、塗装費用と取り付けの工賃考えたら、
あまりにも高価なパーツなので車を販売する当社とっては装着に踏み切れませんでした。

ところがすでにそのパーツ装着済みのSをオークションで発見。
これはもう、何がなんでも買うしかありません。
幸運なことに?車検は切れてます。
自社の手で軽自動車の検査協会に現車を持ち込んで見解を聞く事が出来るのです。

ということで、本日、店長がちょっとした整備の後、検査協会に現車を持ち込んでまいりました。

検査コースを通ったら、検査員が寄って来て「はい、こっちに来て」と別のスペースに誘導されました。
そりゃあそうでしょう、車を見れば車検証上の車幅とは明らかに変わっていることは一目瞭然。

誘導されたスペースで昔ながらの方法で採寸が始まりました。
結果・・・
惜しい、軽自動車の枠を1CMオーバー
残念ながら、アウト

ふーん・・・アカンねや。
でも、このパーツ付いている車、なんぼでもあるやん。
ましてやこんな正確性を欠くような採寸方法で1CMやそこらの事で車格が決定されるなんて・・・

という疑問に対してもう一つ面白い見解が聞けました。
そもそも今回の車が新規登録(一旦、抹消登録された車の再登録)だから、
規則上、どうしても採寸が必要になるらしいです。

陸運局の方も規則でがんじがらめにしているわけではなくて、
例えば「アクセサリー」として外装パーツ(エアロなんかがそうですね)や
フェンダーモールなどを装着している車に関しては
1CMやそこらのサイズの違いなら、計測方法の正確性の問題もあって
継続検査の車に関してはそんなにうるさく言わないらしいです。

話はそれるけど、そういえばアフターパーツ装着した後の
重量なんかいちいち測らないですよね。

おお!!
すばらしい。
久しぶりに面白い話や。
矛盾してるって言ったら矛盾してるけど、
不合格を出す前提で細かい検査をするのではなくて
「大きな問題が生じない程度のドレスアップなら認めよう」という前提で
検査してくれる傾向が嬉しいね。

ただ、新規検査の場合はどうしても採寸が必要になるので、
その寸法がオーバーしているならこれは仕方がないけど、
継続検査の場合はアクセサリーとしての見方もあるらしいね。
ま、どこからどこまでが許容範囲かって言うと難しい部分もあるけど
そういうファジーな部分を判断する為に人間の担当がいてるんやもんね。

全国的に同じ見解が出るのかどうかって言うたら保証は無いけど今回は非常に納得できた。

で、このR2、どうしましょう???

あくまでもアクセサリーですよね。