クラシックでグゥ~

先日、ゴルフⅣのR32のマニュアル車に乗る機会があった。
排気量は3200ccV型6気筒SOHCの241ps。
ん?SOHC?
輸入車って大排気量のSOHCエンジンを採用している車、多いよね。

やっぱりね、良い車だわ。
あんまりメカ的なことは詳しく分からんけど、
「操縦してる」って感じがするわ。
路面をグイグイ踏みしめて走っている感じがする。
4WDのシステムのおかげもあるんだろうけど、
やっぱり排気量の大きいマニュアル車は乗りやすい。
輸入車独特のアクセルやハンドルの「重さ」もいい。
雰囲気もあるよね。
好きか嫌いかって聞かれたらかなり好き。
商品として注目していきたいけど、もうちょっと安くならんかな?

クラシックのコンサートに行く機会があった。
生まれて始めていくクラシックのコンサート。
もちろん、甲子園に行くような格好では行けないので、
いったん家に帰ってスーツに着替える。
仕事の関係で遅れたこともあって、開演時間に間に合わなかった。
全然知らんかったけど、クラシックのコンサートって
遅れたら演奏の途中では入れないんですね。

第一楽章が終わったタイミングで入場。
クラシックなんて全然分からない。
聞く機会といえば、ディズニーランドで流れている曲ぐらいのものか?
案の定、聞いた事のない音楽ばかり。
ベートーベンやモーツァルトなど、メジャーどころの耳に覚えのある音楽ならまだしも、
曲の終わりのタイミングも分からない。
終わりのタイミングが分からないので、拍手のタイミングも分からない。
間違えたて大きなホールで1人だけ拍手しても格好悪いので
隣の人が拍手してから拍手することにした。

演奏中はもちろん、曲の合間も誰も喋らない。
ホールには1000人以上の人がいるのに水を打ったような静けさ。
この状況はかなり怖い。
仕事が終わってから来ているということは昼飯食ってから8時間近く経っている。
ということは空腹である。
普段、お腹の音などあまり鳴る方ではないのだが、鳴ってはいけない場面ではなぜか鳴ってしまう。
これだけ静かだと、お腹の音が聞こえはしまいか?
ごまかすための咳払いも出来ない。

演奏中は鳴っても良い。
音楽にかき消されてお腹の音が周囲に聞こえることはない。
しかし・・・
曲の切れ目の時、小さく
「くぅ~っ」
小さい音だけど結構響いたような気がする。
パンでも食べて来ればよかった。

でも、次第にそんな心配は音楽の素晴らしさにかき消される。
クラシックど素人の僕にも目の前で演奏されている音楽が素晴らしいのは理解できる。
静かだけど力強い、電気に頼っていないアコースティックの音がホール全体に響くことが気持ちいいのは分かる。
指揮者のタクトが100人近くの演奏家と一緒になって
一つの音楽を聴衆の心に響かせようとしているのは分かる。

知らず知らずのうちに聞き入ってしまった。
知らず知らずのうちにコンサートは終わりに近づいた。
指揮者が挨拶する。
そして舞台から去っていく。
聴衆の拍手は鳴り止まない。
指揮者はまた出てくる。
そして再び去っていく。
でも、まだ拍手は鳴り響く。
ああ、これはアンコールやな・・・
指揮者が出てくる。
拍手はいっそう大きくなる。
指揮者が挨拶する。
そしてまた去っていく。
すると観客は席を立つ。
あれ?終わり?

結局最後の最後まで良く分からなかったけど、初めてのクラシックは楽しかったです。
機会があれば行ってみてください。