のりポンとの辛い別れ、そして出会い、そして・・・①

3年前の正月、白い方の犬=ポンが倒れ、獣医さんに「もう諦めた方がいいね」と言われた。

のりもポンもうちに来て14年、この頃はずいぶんと調子が悪くなっていた。

ところがポンはその後、奇跡的に持ち直し、少し元気になった。

その年のGW、今度は茶色い方の犬、のりの具合が悪くなった。

看病の甲斐もなく、のりは5/3の早朝に亡くなったのでした。

その頃のポンはもうほとんど動けなくなっていて、

体重も半分ぐらいに減っていたのだけれど、家族のために頑張ってくれた。

しかし、のりがなくなって3ヶ月後のお盆休み、ポンは娘の腕の中で静かに息を引き取ったのでした。

ポンは生まれたての時に、兄弟3匹それぞれの足を3人4脚のように

針金で足を括られた状態で公園のゴミ箱に捨てられていたらしい。

ネットでモフモフのポンの愛くるしい姿の画像を見て引取に行った。

その時に半年ぐらい野良で彷徨っていて保護されたノリを一緒に引き取った。

(来た時はもっと痩せとったけどね)

ポンは家に来た時からアホ丸出し、娘の7色ボールペンを食べて7色のうんこを出すような犬やった。

ノリは人間に恐怖心を持っているのかなかなか懐かなかった。

いつも眉間にしわが寄っていて、奥さん以外の人間が手を差し伸べても隠れてしまうほどやった。

ただ、そのうち慣れてきて奥さんにべったり。

とにかく大食いで、食った後は幸せそうな顔して寝てました。

 

(この写真は亡くなる数カ月前)

 

そんな2人と僕達家族はずいぶんと楽しい時間を過ごした。

 

だから連続で2人が亡くなって、もう悲しくて悲しくて仕方がなかった。

奥さんはしばらくは立ち直られへんかった。

こんな悲しい気持ちになるんやったらもう2度と犬は飼いたくないな・・・

 

犬がい亡くなってからは、これまで行けなかった旅行なんかも家族と一緒に行ったりした。

うちの奥さんは虫も殺さない。

庭で息絶えかけているコウモリに水を飲ませるほど、動物を大切にする。

そんな奥さんはというと、いつもネットで保護犬の情報を見ている。

なので、行く先のない犬が、このまま保護期間を過ぎて処分されることが堪らんらしい。

それでも、僕はなかなか次の犬を飼う気にはなられへんかった。

そんなこんなで前の犬が亡くなってから1年経ったある日、

奈良県動物愛護センターのホームページをたまたま見た。

こいつが気になったんやな。

よし、会いに行ってみよう!

次の休みに実際に会いに行ってみることにした。

つづく・・・