すいません、2回に渡ってます。
要するに修復歴があるかないかの判断は、
実際にどんな事故してどんな直し方をしているかの判断ではなくて、
オークション会場やGoo鑑定で「修復歴あり」になるかどうかの判断だということです。
査定の現場でも「事故してある」かどうかではなく「事故車に入る」かが基準です。
査定するときは事故の現状車を見るよりも修理済みの車を査定することの方が圧倒的に多いのでこうなるのです。
当社在庫車による実際の例
17年アウトバック
これは下取査定後にお客様が駐車場で当て逃げの被害に遭いました。
右フロントのバンパーが外れてヘッドライトが割れています。
ボンネットとフェンダーの隙間が開いているのはヘッドライトの裏にあるコアサポートが押されているから。
悪いことにこの奥にあるインナーパネルが薄い鉄板なのですぐに曲がります。
よってこのアウトバックは修復歴車。
現在修理中です。
次も下取車です。
BMW X1Xドライブ28i
245psの直噴ターボが魅力ですね。
この車両、ワンオーナー車でお客様が軽自動車に後ろからゴツンと・・・
鑑定の担当と2回ほど一緒に見て修理歴はあるものの「修復歴車」には当たらないとの判断。
でも1週間後、念には念を入れて3回目の鑑定。
するとこれまでは見つかられなかったリヤのインナーパネルに微細な修理歴ありとの判断。
車の下に潜り込んでバンパーの裏側に鏡突っ込んでやっと見えました。
なので事故当時の画像を修理したディーラーにたまたま保存されていたので、
無理を言って取り寄せてもらいました。
さすがはBMW、なーんも凹んでない感じですね。
でも、バンパーを外した画像を見てみると
矢印が3つあるの、分かりますよね?
右の2つはバックパネルにあたるので「修復歴あり」には当たりませんが、
左の矢印は今回「リヤインナーパネルに修理歴あり」と判断されたので、
「修復歴あり」車に訂正したのです。
価格も20万ダウンしました。
当初1週間、「修復歴なし」で出稿していたこと、お詫び申し上げます。
あ、この2台はいわゆる「軽微な修復歴」に入る車なので
すべての修復歴車がこんな感じだとは思わないでください。
やっぱり大きい事故した車は僕らでもお勧めできません。
ただ、アホみたいな話でしょ?
修復歴に「入る」か「入らない」かなんて。
事故した車は事故車やし、事故してない車は事故車やないし。
事故車の損傷のランクがもっと明確に伝わったらエエのにな。
グシャグシャの事故車が修理後、オークションに出品されて「事故小」
ざらにあるな。。。
ようするに・・・
乗るのにちゃんとしているかどうか?
その金額を出す値打ちがあるかどうか?
その金額を出してまで欲しいかどうか?
そこが一番大事とちゃうかな?
ユーザーの皆様にはその辺の情報がきちんと伝わってないね。
ネットには書きっぱなしの役に立たん情報も多いし・・・
何回もおんなじこと言うけど信頼できるプロから買うことが大事とちゃうかな?
さあ、寝るで