マンダラドライカレー

火曜日は定休日やったんで嫁さんと午後からの息子の合格祈願に行って、
それから近頃ハマってる祥福の湯に行って、
帰りに「まいどおおきに食堂」で飯を食ったのです。

9時ごろに家に帰ってきたのですが、息子は予備校、娘はバイトでまだ帰ってきてません。

おりしもの雨、うちは駅から遠いので駅まで子供たちを迎えに行かなあきません。

まずは11時ごろに息子がJRの駅に着くとの連絡。

僕はビールを飲んでしまったので嫁が息子を迎えに行きます。
んえ、息子が帰ってきたと思ったら、嫁さんは今度は娘を地下鉄の駅まで迎えに行きます。
僕はビールを飲んでしまったので・・・・
ほんまに申し訳ないです。

だから、せめてなんかお手伝いをせなアカンということで、
勉強で疲れて帰ってきた息子に出来合いのものではなくて、
出来たてのあったかい飯を食わそうと、料理をすることにしました。

料理?この俺が?
いやいや、オレはもと調理人(といっても学生時代のバイトやけど)
一人暮らしも長かったし、料理はお手の物。
かなりうまいもん、作れるのよ。

時間は遅いんやけどそこは食べ盛りの男子。
よっしゃ、今日はドライカレーとコロッケや。

コロッケは揚げるだけのん買ってきたのでこれは何の問題もない。
ドライカレーは関西ではカレー焼き飯。
おうちのキッチンはIHやけど、これも慣れたもんで問題ないのよ。

息子「晩ごはん、何?」

今日はな、ドライカレーとコロッケや。

息子「おお!」

具は玉ねぎと卵と豚肉のみ。
若い男子やから肉多めにして・・・・っと。

息子がお風呂から出てくるタイミングで熱々を食べられるように作り出します。

と、ここで、問題点・・・

ドライカレーに必須なカレー粉がなーーーーいっ。

んまいドライカレーにはな、あのS&Bの赤い缶のな、カレー粉が必要やねん。

んー、カレー粉ないからチャーハンかチキンライスに変更や。
いや、あかん、息子はきっとすでにドライカレーの口になっていることやろう。
湯船でな、んまいドライカレーを食べることを想像しているやろう。

代用は??と。
あ、カレールーあった
これ刻んでカレー粉の代わりにしたらええやん。
カレー粉より、いろんな味が入っていて、かえってエエかも?
ジャワカレーなんかはちょうどエエねんけど、見つかったのはこくまろカレー。
なんかね、やな予感・・・・

でもな、ここで後には引けん。
限られた材料から逸品を作るのもプロの仕事や(プロとちゃうけどな・・・)

まずは卵炒めていったん取り出して、豚肉炒めて、玉ねぎ炒めて・・・
そこに熱いご飯入れて(冷ごはんより失敗の確率が低いのです)炒めだす。

あれ?
あれれ?
なんでや?
今日は、米粒がうまいことほぐれん。
ダマダマになっとるやないかい?
くどいのは嫌がるので油は思いきり少なくしたけど・・・・

いやいや、カレー粉入れたらそれなりになるやろう?と、刻んだルー投入。

んーー・・・
なんかね、ドライカレーの黄色感がない。
味見してもカレーの味、全然せえへんし・・・

よっしゃ、もう1個カレールー、投入や。

炒める。
ひたすら炒める。

でも、米は黄色くなりまっしぇーん。
それどころか茶色というか黒色というか・・・

ちょっと味見・・
あ゛ーー、ちょっとしょっぱい。
カレーの味、せん。

でも、食えんことはないやろう。

そんな時、息子が風呂から上がってきた。

食卓にはほかほかのコロッケと、
カレー粉の行きわたったところは茶色で行きわたってないところは白で
玉ねぎと肉は炒めすぎで茶色くなった曼荼羅なドライカレー。
(画像はあえて掲載しません)

でや?

息子「うん、コロッケおいしいで。」

ドライカレーでや?

息子「ん・・おいしいで。でも、ちょっとしょっぱいかな?」

無理せんでも残したらエエで。

と言いながら息子はほとんど完食。

ホッ・・・
ちょいっと安心。
この時間までなんも食べんと腹減らして帰ってきたのに、
マズいもん食わしたらかわいそうやもんな。

お皿の隅にちょこっとだけ残ったドライカレーを味見。

んげぇぇぇぇーーー、まぁっずぅううう!!

こんなけまずいもん、作るほうが難しいんでないかい?
と思うほどまずい。

それでも、ほとんど食ってくれるとは・・・・

ごめん、ほんまにごめん

今度は豚丼作るわ