保険会社の実態③

この通院ペースがどういう事になるかは自分でも分かっていました。
僕のお客様がこういう目にあったりすると、迷わずこう言います。
「保険会社とケンカしてでも病院変わり、ほんで週に2,3回は通い」

適当な言い方でないかも知れんけど、事故による痛みや苦痛の保障は
賠償金という名目のお金が補填してくれるしかないのです。
そのために保険が存在するし、そのために車を運転する人は高いお金を払って保険に入ります。・
だから、交通事故を起こした人もそれによって怪我を負わされた人も
保険があれば当然それが補填してくれると信じて保険会社にそのすべてを委ねます。

ところが・・・
御客様の事故に対しては適切なアドバイスが出来るものの、
自分の事故に関しては多少邪魔くさかった部分もあるのかもしれないし、
病院や保険会社の言うとおりにしてしまってエライ目にあうことになるのです。

この件に関してここ数日は展開が速すぎてブログの方が追いつかなくなってます。
途中経過を書けば、その数時間後には進展があって違う方向に進んでいる。
そんな感じで中途半端に書くと誤解を受けることがあってもいけないので、
今日の段階で見えてきた方向性に従って書くことにします。

ただ、経緯は正確に記述していきたいと思います。
3ヶ月間でたった4回の通院。
これが私たち夫婦にとっては命取りでした。
何度か医院への転院や整骨院への通院を希望したものの

通常、通院の距離の問題や、治療が手に負えない時以外は医師は転院を指示することはまれです。
仕方がなく、当初の医院に「薬がなくなったら行く」という感じで夫婦共々計4回の通院をしました。
リハビリを希望しても「時間薬やな」
通院の頻度の増加を希望しても「来ても一緒やがな」
嫁はたまたま通院した日が異なる医師だったいう事があって
「違う先生の日に通院されるのは何か意図があるんですか?」
という事まで言われました。

こんな病院には通いたくないので保険会社の担当にその事を伝え、再度転院の希望を伝えました。
しかし・・・・
「現在の医師の指示がないと認められません」

もう、何が原因でこのような事態になったのか分からなくなってきました。
この保険会社の担当の頑なな姿勢によって転院をあきらめざる得ませんでした。

しかし、このままでは埒が明かないので私は医師に
「整骨院に行ったらあきませんか?」と、ストレートに聞きました。
すると医師は
「それはあんたと保険会社が決めることやがな、こっちは知ったこっちゃないで」
そう言いました。

僕は、整骨院へ転院することは被害者と保険会社が決めることでなんだと理解し、
担当にその旨を伝え、これまでの経緯について苦情を言いました。

すると保険会社の担当は平気でこう言いました。
「整骨院に行くのは当人の勝手です。こちらがそれを止めることはありません」
「ただし・・・賠償の対象にはなりません」

な、なぬ???
整骨院に行くのはいいのだけど賠償の対象にはならない????
なら「自費でどうぞって事??」

昔は整骨院の治療を嫌がる保険会社もあったけど、
最近では普通に認められていることも多いんだけど・・・

いや、それなら他の病院ではどうなの?

「他の病院に行くことは大丈夫です。
しかし、それも現在の医師にその必要があるかどうか確認してから。
それに同意書もまた書いてもらわなければなりませんよ」

ん?
要するに医者が転院の必要がないって言えば行ったらあかんってこと?

「医師の指示がないと転院出来ません」