自分としては全然悪くない。
前方の相手が自分の進路への割り込みなら避けようもある。
しかし、並走もしくは斜め後方からの幅寄せなら避けようがない。
これなら過失ゼロはと感じるのは当然の心情。
でもね、残念ながらこれが過失ゼロにならないことが多い。
では、どうして過失ゼロにならないか?
話は簡単。
相手が過失100%と認めないからです。
いや、正確に言えば時間がたってから「過失100ではないのではないか?」と思い込んでしまうせいです。
どうしてそういう風に感覚が変わってしまうのだろうか?
これも簡単。
正確に事故の状況を覚えていないのと周囲の誘導にかかるせい。
「お互い動いていたんでしょう?」
「ええ、動いていた上での事故です。」
「相手者はあなたの前方にいましたか?」
「いや、はっきりとは覚えていません」
「前方にいたのなら見えてるはずですよね?」
「前方にはいなかったと思います」
「ということは相手は後方にいたんじゃないですか?」
「それは分からないですが、前方にはいなかったと思います」
「それなら相手は後方にいたのですよ」
「そういえばそうかもしれません」
「なら、100:0ではないですよ。」
ま、こんなやり取りが繰り広げられるわけです。
こうなったら、自分は100%悪いわけではない。
そう思うのは当然のことですよね。
だからいくら電話しても
「動いている同士だから・・・」
「保険会社に任せてあるので・・・」
この繰り返し。
加害者は自分の保険に車両保険が填補されているにもかかわらず、
全く意味のない1割、2割の被害者過失を主張するのです。
本当は自分が車両保険に入っているのだから車両保険から支払ってもらって当然。
なのに保険会社のエゴで意味のない過失割合を主張するが為に、
罰金刑、行政処分などのリスクを負うわけです。
保険会社は契約者のリスクを軽減するために存在するはずなのに、
全く反対のリスクを負わす立場になっているのです。
でも、残念ながらこれが仕方ないといえば仕方ない。
これが正義と考えている担当者も大勢います。
だから、そういう自体を避けるために代理店が存在しているはずなのですが、
プロ代理店ならともかく、多くの契約者は事故処理の出来る代理店で加入しているわけではなく、
単に保険を取り扱っている代理店で保険に加入しているのです。
本当に残念だけどこれが事実。
情けないけどこれが事実。
今回の事故、関東方面だけど知り合いの業者にうちと同じ方法での事故処理を依頼しました。
結果はすべてノー。
だから今回は腹をくくろうと考えてます。
お客様の負担を軽減するためには、遠方だけどうちで何とかしようかと。
陸送費用?
代車費用?
少ない知恵絞って考えます。
明日は相手保険会社の妖怪のような担当者とバトルです。
今回は正直難しい。。。