面白い話に行きたいんやけど・・・

日に日に眠りが浅くなる。
お酒を飲みすぎた日はてきめんだけど、
肩も背中も痛いので夜中にすぐ目が覚める。
朝はなかなか布団から出られないのに、
夜中に目が覚めたときはすぐに布団から出たくなる。
こうなると1時間以上は寝付けない。
それでも昼間は全然眠くない。
何でやろう・・・?

最近、事故の話が多い。
仕事柄、当然って言えば当然のことだけど、
ここ最近は年式の古いものや距離数が多い車もあって全損の話が良くある。
少しの損傷なら修理すればいいのだけど、
修理の金額が車両の現在の価値を上回ると、
どちらか低い方の金額を採用して賠償が行われる。
日本の賠償制度では通常に用いられている方法なのだが、
当てられた方にとっては非常に困る賠償方法なのである。

さっきまで普通に調子よく乗っていたのに、突然、車が壊されるわけである。
壊されたら修理してくれればいいのに
「はい、あなたの車はこの価値しかありませんよ」と、
現在の価値をここ数年用いられていない化石のような査定本で価値が決められる。
これは非常に困る。
10年もたっているような車であれば、
新車価格の1割なんて事を保険会社は平気で言ってくる。
新車価格の1割・・・
例えば新車が300万の車なら30万・・・
これでは次の車を用意するのは全然無理である。
なぜならたとえ10年落ちの車でも同様の状態の車を用意するのは難しいからだ。

ただ、事故の相手が対物超過修理費用特約に入っていれば、
全損の価格プラス50万円程度が保証される。
これなら実際に修理する時は何となることもあるのだけど、
先日のある事故の場合は車の価値が30万、修理見積もりは約120万・・・
同じような車を用意しようと思えば40万ぐらい、
でもそんな車を安心して乗ってもらおうと思えば整備費用は20万以上。
実際に同様のコンディションの車を用意しようと思えば60万以上プラス諸費用が必要。
で、実際には修理はされないから対物超過の修理費用は出ません。
修理しようと思えば40万円以上の自己負担。
それで修理したとしても車は立派な事故車・・・

これは誰がどう見ても修理しない方が懸命。
しかも自己負担無しに・・・

だから、そこで頑張るのです。
ちょっとでもたくさんの金額を捻出してもらって、
ちょっとでも安い金額で良いコンディションの車を用意する。
これしかないのです。

保険会社に泣いてもらうわけではありません。
トータルの賠償金額を抑えて、余計な金額を発生させずにお客様に還元するだけなのです。

結局、僕らは両者の間に立って調整をして納得してもらえる方法を考えるのです。
必死になって何回も何回も話をしなければ納得してもらえないんだけど、
それでも交通事故ってそうやって調整しなければ解決しないと思うのです。

何を勘違いしているのか、頑張り方を間違っている保険担当者もいます。
僕らのことを敵対視している担当者もいます。
でも、あまり担当者が頑張りすぎると感情の問題に発展してもめますよね。
こんなことになったら何のための保険やら・・・
被害者も加害者も泣かないですむ方法ってあると思うよ。

事故を起こすのも人間なら解決するのも人間やから。

でも、加入する保険会社はくれぐれも間違えないように・・・ね。

面白い話はここから始まるのです。