東京で働いていた時のこと。
隣の駅のパチンコ屋さんで負けてしまってポケットの中には小銭のみ。
お腹はペコペコ・・・
でも、外食をすると帰れない。
そこで目に入ったのが蕎麦屋のショーウインドウ。
サンプルのカツ丼が実にうまそうに見える。
カツ丼って当時は大好きだった。
そういえば東京に来てからというものカツ丼は食べていない。
カツ丼、650円(だったと思う)
これを食べると歩いて帰るしかない。
お腹はペコペコ・・・
誘惑に負けて蕎麦屋に入ってしまった。
腹が減っていたせいもあって、そのときのカツ丼のうまかったこと・・・
その味のイメージが強烈過ぎて、どんなカツ丼を食べても美味しく感じなくなった。
あんなにうまいカツ丼は後にも先にももうめぐり合うことはない。
最近はご飯に甘いツユがかかっているのが好きじゃなくなって、
カツ丼だけでなく、親子丼など、丼類は豚丼以外は食べなくなった。
しかし・・・
今日は縁があってカツ丼を食べた。
持ち帰りのカツ丼だったのだが、すごく美味しかった。
波立ったけどボリュームも申し分なし。
(持ち帰りなので写真は撮ってません)
なんて言うたらええんやろう?
卵とカツのバランスが抜群。
持ち帰りなので普通ならカツのコロモが卵でふやけていそうなものだが
卵もカツも絶妙のバランスでお互いを引き立てていて
それでいてそれぞれが主張している。
このカツ丼、お店で出来立てアツアツ、サクサクのものを食べたら・・・
もしかしたらあの時の味を上回るのかもしれない。
アカン、明日も食べたい。
許可を取ってないので、おおっぴらには宣伝できないけど
堺東にある「まるは」というカツ丼専門のお店です。