教えられてばかりです。

近頃は年のせいか、ちょっと飲んだらすぐに酔っ払ってしまう。
少し前まではちょっとぐらい飲んでも、余計にパワーが出てブログを書けたのだが、
最近はちょっと飲んだら、もうヘロヘロになって書けなくなる。
だから、書けなかったのです(と、言い訳を少々・・・)

GDP少しずつ上昇気配とか・・・
でも、小売業を営んでいる我々にとってはまだまだ実感出来ないのであります。
昨年の売り上げの7分の1とか、2時には仕事が終わってしまうとか・・・
そんな景気の悪い暗くなる話ばかりなんですが、
今日、一緒に飲んだ人と、その店のマスターと3人で話してたら
商売は社会性、生産性を追及することが基本だということに立ち返った。
やっぱり、「喜んでもらってなんぼ」やねん。
(人の話は本当に勉強なることが多いのです)

喜んでもらうには何が必要かと言うと、それは「人間のパワー」に行き着くと思う。

今日はソフトボールだけでなく人間的にも尊敬する後輩のブログから抜粋させていただく。
(末吉、無許可やけど、ごめんな)

そのブログはある関西の大学のソフトボール部の監督の記事、
西日本大学ソフトボール選手権での前日のひとコマより・・・

大会前日は、開会式があり、我々関○大学は、大会会場近くの佐野市の民宿に宿泊することになっていましたが、
大会役員の宿舎のある洲本で、その夜に役員懇親会があり、洲本まで行くことになりました。

開会式の帰路でうちのチームの主将と話していると、
明日の試合で使用するスパイクの釘が一本外れたという話を聞いたので、
そのスパイクを私が預かり、時間があれば洲本市内のスポーツ用品店を探すことにしました。

ところが、洲本市内のホテルに到着したのは8時過ぎで、
そこからタウンページで調べたスポーツ用品店に電話をしました。

私   「もしもし、すみません。お店はまだ開いていますか?」
店員さん「もう閉めていますがどうされましたか?」
私   「実は、明日からソフトボールの大会があり、部員のスパイクの釘が外れてしまったのです。」
店員さん「スパイクのメーカーはどこですか?」
私   「○○です。」
店員さん「それなら○○製のものでも大丈夫ですねぇー。今どこにおられますか?スパイクは、明日何時
     の試合で必要ですか?」
私   「今、洲本○○ホテルにいますが、明日は朝7時ごろにホテルを出てしまいます。」
店員さん「そうですかー。では朝届けることもできないので、今からホテルにお伺いします。」
私   「本当にすみませんが、よろしくお願いします。」

20分後にホテル到着

店員さん「釘が一本だけだったんですねぇー。それでしたら、今から店に戻って打ってきます。
     もう少しここで待っておいてくれませんか?」
私   「すみません。ありがとうございます。」

30分後に店員さんが再びホテルに到着

店員さん「お待たせしましたけど、できましたよ!」
私   「本当に有難うございました。すません。おいくらになるでしょうか?」
店員さん「釘一本なんで100円だけもらっておきます。」
私   「そんなわけにはいきません。釘一本のために閉店後にこんなに動いてくださって・・・
     せめてこれくらいは気持ちとして受け取っておいてください。」
店員さん「それは受け取ることはできません。」 

こんな会話が続いて、ようやく店員さんは、これでも十分少ないと思う金額をやっと受け取ってくれました。
外部で知り合った人の親切に久しぶりに感激しました。
なんでそこまでできるんだろう?
この人を動かしている原動力はなんなんだろう?
スポーツショップ○○のハヤ○さん。本当に有難うございました。
スパイクの歯もピカピカに磨いてくれていたのですね。

まさしく商売の基本。
この基本がうちの店には出来てるやろうか?
いや、全然出来てはいまい。
「やってるつもり」
そんなん全然アカン。
「こうせなアカン、やらんとアカン」
これもアカン。
「こうしたいからやる、ここまでしたいからやる」
そうでないとアカン。
義務感でやっても結果なんて出るわけはない。

もちろん、精一杯やってるつもりでも「足らん」と思われたらアカン時もある。
でも、相手が喜んでくれるのが嬉しいんやったら、やってみよう。
そんなん全然しんどいことちゃうで。
そうするからうちみたいな店にも来てくれるんやで。

と、書きながらあることを決意。
積載車も導入したことやし、みんな、やるで