昨日何気なくテレビを見ていると、某T社の車のCMをやっていた。
その車はコンパクトカーなのだが、室内の広さが売りで、
車内でジャグリングか何かをやっているのだが、
「広い」ということが売りになることがちょっと寂しい気がした。
別にしょちゅう沢山の荷物を積んで走るわけではないし、
定員目いっぱいの人数を積んでしょっちゅう旅行に出かけるわけでもない。
だいいち、1500ccそこそこの車に4人乗って長距離など運転させられたら
運転している方はたまったもんではない。
広さを売りにしていることを否定しているのではない。
「走り」を売りにしている車が少ないことが寂しいのです。
近場の買い物や送り迎えが中心のユースなら、
燃費の関係もあって、こういう車がもてはやされるのかもしれないが、
そもそも、運転の楽しさを追及している車が少なくなっているのは
ちょっと寂しい気がする。
燃費の良さを売りにしている車も同じような感覚にとらわれる。
年間2万km近く走る人なら、燃費の悪い車は懐ぐあいに応えるだろうが、
休日にしか乗らないような年間5000km未満の走行距離の人に
あんまり燃費の良さを訴えてもいったいいくらの経費が浮いてくるのだろう?
それ自体が本当に好きな車をあきらめきれる要因になるのであろうか?
ふと、先日ご来社いただいたお客様の
「ミニバンに乗らされるぐらいなら離婚する」と言う言葉を思い出した。
(かく言う私も家ではミニバンに乗っていますが・・・)
普段、仕事でストレスを感じているのであれば、
せめて乗り物に乗っているときぐらいは快適な空間に身を置きたい物です。
乗って気持ちのいい車と言うかなんというか・・・
景気の悪さも手伝って、パーソナルユーズの車の相場はちょっと安いです。
好きな車に乗って走ると運転自体が楽しかったりしますよ。
そういう意味では先日収めさせていただいた、
750iダイナミックスポーツパッケージはちょっと衝撃的やったなぁ。
車屋でありながら国産車中心の店なので
そんなにいろんな輸入車に乗った事はないんだけど
W220のベンツはそのコストパフォーマンスも手伝って、
S500は何台か販売させていただいた。
賛否両論はあるやろうけど、そこは新車価格で1000万を超える車、
雰囲気と言うかなんと言うか、満足感はかなりあったね。
でも、新しい750iはそれを上回る気持ち良さやったな。
あの車が500万切りとは・・・
ということで最近は輸入車にも興味がわいているのです。
アウディやゴルフの3200ccなんか良いよね。
DSGも国産車のスポーツシフトと比較するとシャープそうやし。
でも、そんなに中古で買い得感がないのが難点やったりするんやけど・・・
やっぱり、カッチリしっかりの車が好きです。