子供のソフトボールの監督も就任して8ヶ月を過ぎた。
子ども会のチームということで、これまでは地域活動や
近隣校区のチームとの対戦を中心に活動してきたのだけど、
今年はさらにソフトボールの楽しさを味わってもらうために
堺市という地域を飛び出していろんな地域の大会に参加させていただいた。
子ども会チームの枠を超えて地域外で活動することについては
保護者の方々から理解を得るのが本当に大変だったけど、
苦労して他の地域の強豪と対戦できたおかげで
子供たちに今までより競技としてのソフトボールを経験してもらえたし、
最近は大阪のトップチームとも互角とまでは行かないが
なんとか、良い試合が出来るようになってきた。
ただ、善戦はするのだが、なかなか上位に食い込めない。
原因はなんだろう?
ピッチャーは?
ピッチャーは申し分なし。
僕たちが指導する以上に彼は自分で上手くなってくれている。
球速も春に比べると5km/hアップし、コントロールも格段に良くなっている。
チェンジアップも武器になっているし、あとはストレートを動かしていくことぐらいか?
いや、彼にこれ以上望んではいけない。
いつもピッチングもバッティングも彼におんぶに抱っこ。
チーム全体のレベルアップを望もうと思えば、
他のメンバーの技術と意識を向上させることも必要なのである。
子供の意識・・・・
これがなかなか変わらない。
技術を向上させようと思えば練習するにも、
意識を持って取り組まないと学んだことも身についていかない。
いくら教えてもらっても、自分で覚えようと思わなければ覚えられない。
たとえばトスバッティングをする。
トスバッティング自体はある程度練習していけば何とか形にはなる。
次にバックの守備陣を就けてハーフバッティングをする。
するとトスの延長で打つから、綺麗なヒット性のあたりがバンバン出る。
「な、ヒット打つって簡単やろ?」
子供たちは目からウロコが落ちたかのごとく嬉しそうにうなずく。
次はバッターボックスに立ってピッチャーもマウンドから投げてみる。
ボールのスピードは先ほどと同じなので
同じ打ち方をすればヒットはバンバン出るはずである。
ところが・・・
13人の子供たちが打ってヒット性の当たりは2本。
2順目、今度は3本。
3順目、4本。
4順目、3本。
コレでは試合でもヒットが出ないはずである。
実際に試合でのチーム打率は2割ちょっと・・・
こうなる原因を子供たちに考えてもらった。
すると・・・
「なんか、力が入るねん」
そう、ご名答
まったく持ってその通りなのです。
①バッターボックス、守備陣関係なしでどこでもいいから打ってみる。
②1人20スイングのうち何本ヒット性の当たりが出るか?
これがヒットを打てる原因。
対して打てない原因は
①きちんとした守備陣系なのである程度飛ばさないとヒットにならない。
②1打席勝負なので1回のスイングで結果を出さなければならない。
練習で5割以上打っても試合になると2割そこそこなのはこれが原因。
練習どおりのスイングをすればヒットは出るはず。
でも、意識することによって力が入って打てなくなります。
意識を変えることが大切なのです。
でも、僕たち大人のプレーヤーでも練習どおりのスイングなんて
試合でなかなか出ないし、それはプロ野球の選手でも同じですよね?
ゴルフなんかも、もしかして同じです。
打ちっぱなし場では良い打球が出ても、
コースに行くとOBやダフリ連発・・・・
練習することによって自信が付くのでそれも大切なんやけど、
それだけではなく、いかにリラックスして試合に望めるかが大切やね。
「練習どおりに振れ!」
とか言っている大人がいるけど、
「練習どおりに振る」練習をテーマにやっていこうと思います。
でもな・・・
最近、ちょっとやりすぎたな。
大学時代から何気なく始めて27年・・・・
もうソフトボールは堪能した気がする。
最後に・・・ね、大きな花を咲かせたいな。