原点に返ろう!

久しぶりに日付が変わるまで会社で仕事している。
だから久しぶりに会社でブログを書いている。
やっぱりこの年になると、この時間まで会社にいるのは辛い。
でも、年末の忙しいさなか、明日の午前中は会社にいないので
仕事残したらみんなに迷惑がかかる。
だから今日はとことんやってやろうと思う。

でも、さっきから間違う間違う。
やっぱりトシかな・・・
かなり能率が悪い。
いや、能率が悪いだけではない。
最近は広告にしても仕上げにしても作業量を増やしている。
おまけにTAX泉北としてはかなりの在庫台数。
入荷の台数が多いからと言ってクオリティを下げるのはイヤ。
そうなるとスタッフの負担も当然増えてくる。
だから、非常に申し訳ないと思う

実は今月はネット販売の比率がかなり多い。
現車を見ずに購入してくださるお客様も増えてきている。
納車の時に落胆させない為にも、
質の高い車を仕入れることはもちろん、
整備にも納車の仕上げにもとことん精力を注ぐ。

自分自身でブラシ持ってドアの隙間やエンジンルームも洗いたい。
一度手放された車を納得行くまで手を入れて再び命を吹き込みたい。
でも、最近は時間がないのでスタッフに任せている場合が多い。

今日、提携企業の方が会社に来てこのことを話していると
「そりゃあ、お客さんは喜んでくれるでしょう、でも、一つ心配な事がある」
ん?心配事?
「それはね、人です」
ん?人?
「経営者とね、働く人の温度の差は絶対にあります」
うーん、温度差ねぇ、それは実は自分も心配しているところ。

いい車を安く仕入れる努力をして、とことん仕上げて命を吹き込む

経営者と働く人たちの温度差はここに出るのだと言う。
確かにそうかも知れない。
でも、みんなエエ加減な仕事を好んでやりたいやろか?
僕が「そんなモンでエエで」と言ったら嬉しいんやろか?

思い切って聞いてみた。
すると、エエ格好じゃ無しにみんなの答えは同じだった。
現場のスタッフも事務のスタッフも「いい仕事がしたい」という意思統一は出来ていた。
でも、一つ問題はあった。
それは何かと言うと作業量と台数の割りにスタッフが少ない事なのだ。

当社スタッフは常勤で5名。
規模にしたら十分な人数であるが作業の量にしたら少ないのかもしれない。

店長は
「以前は入荷した時に出来ていた事も最近は納車の時にしかできない」
と言った。
なるほどね、彼は職人肌。
ブラシ持って細かいところまで綺麗にするのが好きな男だから。

なら、どうすれば良いのだろう?
原点に返ろう。
在庫台数、もう少し絞ろう。
そうすればみんながやりたいだけ手を掛ける事が出来る。
フロアマットは入荷時に暑いお湯でクリーニング、
ブラシでドアのヒンジまでゴシゴシ洗える。
アイボリーレザーシートは半日掛けて納得行くまで磨ける。
これを納車前ではなくて入庫時にもっとやろう。
そうすれば、見に来てくれたお客様にもさらに熱意が通じるだろう。
台数はたくさん売れなくても納得の行く仕事をやっていれば必ず売れる。
大きくは儲からないけど長続きはする。

あれ、これ誰の教えやったっけ?
これって社長の教えやん。

みんなで実践すればどんな会社になるんだろう?
ちょっと楽しみですね。