新人堀川、昨日初めて単独で担当して成約した。
その車はセルボTXの未使用車。
女性陣2人でセルボのこと、必死で研究した。
車の性能、機能、装備、相場など一生懸命調べた。
新車価格から考えた買い得感、他店との相場のバランスなどを考慮して
「これなら・・・」ということで先々週に2台仕入れた。
毎日、セルボへのアクセス数をチェックしていた。
毎日、「問い合わせが入ってこないか?」心待ちにしていた。
そして昨日、兵庫県のお客様から問い合わせがあってご来社いただいた。
堀川、通常は6時退社だが、7時に来られるお客様を待っていた。
健気なほど一生懸命になって説明していた。
堀川が不十分なところは、途中から僕がサポートした。
下取りの車にナビが付いていたが、
新しい車にナビを装着すると高くつくので、移設を勧めた。
2人でお客様と打ち合わせして、ご納得いただいて、ご成約いただいた。
成約プレゼントの桃ジュースを車に積み込んでお客様が帰られる時、
堀川はその車が見えなくなるまで見送っていた。
見送りを終えて店内に入ったとたん、堀川はヘナヘナと座り込んだ。
よく見ると、涙をポロポロとこぼしていた。
僕「どうしたん?」
堀川「ちゃんとしゃべれなかったのが悔しくて・・・・」
僕「でも、嬉しいな」
堀川「はい、嬉しいです」
三野と2人で仕入れすることを決めて、営業を担当した初めての車。
初めて単独で担当して売れたという充実感と
思うようにしゃべれなかった悔しいという複雑な気持ちが入り混じって
感極まったのだと思う。
三野が初めて成約していただいたときもそうだったように、
堀川もきっとお客様と同じ気持ちになって臨んだことだろう。
売る側の僕らにとっては何台かのうちの1台でも
お客様にとってはかけがえのない1台。
この気持ちをこれからも忘れないで欲しい。