衝撃的な画像があります。虫が嫌いな人は見ないでください。

先日、高速道路走行中、目の前を鳥の集団が横切った。
ボンッ!
そのうちの1羽が車のフロントガラスに衝突した。

ごめんな、ごめん。
俺がその時にそこを走ってなかったら・・・
本当に申し訳ない、悲しい気持ちになった。

ふと、数日前のことを思いだした。
リビングでウトウトと寝てしまった。
脛に何やらざわざわした感覚。。。
ビクッとして足をバタバタしてその感覚を振り払う。

あたりを見回しても「それらしきもの」は何も見当たらない。
再び寝る。
今度は手にぞわぞわとした感覚。
毛虫かミミズか何かが張っているような感覚。

慌てて手を振り払って、携帯電話のライトであたりを探す。
でも、「それらしきもの」は見当たらない。

翌日、奥さんにそのことを話すと
「夢見たんと違う?」と言われ、
いやそんな事はないと思いながらもまぁ気にせずにいた。

2日後・・・ぎゃーと風呂場から娘の叫び声。

なになにどうした?

ムカデがおった、でっかいの。

ムカデ?

やっぱりな、こないだ俺の足や手を這ってたのはムカデやったんや。

そして風呂場を覗く。
でも、どこにも見当たらない。
窓枠も、洗面具やシャンプー類をどけても、どこにもいない。

そして風呂の椅子をひっくり返すと。。。

はい、いらっしゃいました。

おもむろにドアを閉めて対策を練る。

生き物をこよなく愛するうちの嫁、もちろん駆除することなんて考えられない。

以前、庭で息絶えかけていたコウモリにまで水をやっていた嫁。
コウモリが息絶えた時、泣いていた嫁。
亀の卵が孵ったけどお母さんが食べてしまったので、泣いていた嫁。
(お母さんは嫁のお母さんではなくて亀のお母さん)

「庭に捨ててあげたら?」

庭に捨てたとしてもまた家に入ってくるし、
人間や犬の足を刺すかもわからんしなぁ。

やはり駆除するしかない。
意を決して風呂場に入る。

駆除用のスプレーや殺虫剤は無いので新聞を丸めて挑む。

あれ?先程までいたはずのムカデはそこには見当たらない。
どこを探しても見当たらない

もしかしてどこかへ出て行ってくれたのかな?
だとしたら嬉しいな。
などと少しホッとしながら、でも、大丈夫かな?という不安も同じぐらい感じてその日は寝た。

翌日、犬の散歩から帰ってきたうちの嫁、
風呂を掃除しようとしてドアを開けたがすぐに出てきた。

いらっしゃいましたよ(^^;)

やっぱりやらないかん。
やらんと安心して風呂に入れんし、眠れん。

新聞紙を持って風呂場に入る。
前日と同じく、あたりを見回してもおらん。

椅子を裏返す。
やはりやつはおった。
椅子をコンと地面にたたいて床に落とす。
そこを狙って新聞紙で叩く。
彼の急所を狙って叩く
彼はのたうちまわる。

僕はひたすら、ごめんなごめんなと言いながら叩く。
バラバラになって黄色い体液を出した彼はやがて動かなくなる。
僕は彼を武器の新聞紙ごと袋に入れて捨てる。

家族と犬の安全が確保されたわけやけど・・・

嫁と2人で泣いた。

ちょっと小さかった。
こどものムカデやろうか?
もしかしてお母さんは今頃、必死で探しているんとちゃうやろうか?
自分の家族がそういう目にあったらどういう気分だろう?

人間は罪深い。
僕らはそういう存在です。
今でも何とも言えん気分です。

ただ・・まだおるんやろうな。

ちなみに画像はタマタマ他の場所で撮影したムカデです。