9:1(90:10)ってなんや?

中谷君へ
他のスタッフに「猫のオシッコがかかった」ことを僕に報告するのに

犬の猫かぶった

何を言ってるんだか・・・
間違えるのにもほどがあります。

忙しそうなのでディーラーへの車の引き取り、僕が代わりに行くことを伝えると

生クリーム、無理っすから

近所のクレープ屋さんに僕をパシらせるのはやめてください。
せめて、1回ぐらいは自分の分、出してください。

と、冗談はさておき、今日のテーマは過失割合です。
「中古車の買い方」シリーズは明日からボチボチと。

過失割合って言葉は誰でも聞いたことがあると思います。
10:0とか5:5とかね。

10:0ってわかりやすいよね。
一方に過失なし、一方の過失は100%
ケースとしては信号無視とか追突とかやね。

5:5というのはどうやろう?
どっちが悪いとも言えん事故でお互いが「まあ、しゃーないな」というような決着の付け方かな?
厳密には5:5なんてないと思うけど。

7:3?
進路妨害がこれにあたる。
横の車線に割り込んでの進路妨害とかやね?

8:2は・・
交差点での右折車と直進車の事故。
路外からの進路への侵入。
駐車場から出て道路に入る時の事故なんかがそう。
あと、原付の左折巻き込みもそうなるね。

ようわからん過失割合2位・・・
6:4
過失割合は過去の判例に基づく場合が多いけど、
6:4の典型的な例っていうのはレアケースやと思う。
5:5や7:3では決着がつかないから6:4で「納得してね」ってとこか?

ようわからん過失割合1位・・・
9:1
「あたしは9割悪いけど相手も1割ぐらいは悪いかな?」
動いてたら過失はゼロではないっていう発想からそうなってんのかな?
ケースとしては・・・例が思い浮かびません。
9:1の事故の場合1割の過失が発生した被害者に事故が避けられる余地はないと思う。
だからほんまは10:0に限りなく近いねんけど、
まあ、あんたも動いとったんやから1割ぐらいはしゃあないでしょ?
こんなとこかな?

でも、厳密な過失割合は誰にもわからん。
事故が起こった時のタイミングは当事者同士しか分からんからね。
その当事者同士も保険関係や弁護士さんでもない限り、
「はい、この事故は○:○ですね」
「ああ、そんなもんですわな、すんません」とはなりません。
普通の人は分からんもんやから自分が悪くても怒ったりする人がいてるぐらいやから。

では、9:1の過失割合は何で発生するのか?
これは単に賠償面での解決させるための手段です。
9割の過失がある人はほんまは多分全面的に悪い。
自分でももしかしたら分かっているはず。
というか、「あたし9割悪いです、でも、あなた1割悪いですよ」
そんな判断できる人、おらんよな。
だけど、保険会社や代理店など周りの知識のある人がそういう意識を植え付けてしまう。

9:1の過失割合を提案されたら1割の過失を追及された被害者さんかわいそやな。
だってそうやん、避けようのないタイミングで突っ込まれてるのに
自車の修理代の1割減額されるばかりか、相手車の1割負担せなあかんから。
修理屋さんがな「1割ぐらいやたら負けたるでぇ」こう言うてくれたらエエけど、
ディーラーや大手やったらそういうわけにはいかんわな。
9:1になったら大抵の場合、代車費用も出してくれへんし。

裏を返して言えば、代理店や保険会社が一生懸命交渉した結果でそうなる場合が多いかな?
ちょっと宣伝になるけど、やっぱり事故対応のサービスセンターが多い保険会社や代理店介在している方が安心やな。
なんせ国内に数カ所しかサービスセンターがない保険会社もありますから。
その代わり保険料は安いけどね。

まとめ
決着の付け方はいろいろあります。
だから何かあったらニュートラルにアドバイスしてくれるプロに相談をしてください。
そういう知り合いがいない人は僕に相談してください。
あと、ややこしそうな事故の場合は、できるんやったら目撃者確保も大事です。
信号無視も目撃証言や証拠がなかったら5:5で決着になったりすることもあるぐらいやから・・

だからドライブレコーダーつけましょう。
あ?ドライブレコーダーのまとめになってしもうた。

明日早起きなのでそろそろ寝ます。

それにしても今日来てた赤ブリッツェン、めっちゃ、かっこよかったなぁ。
やっぱりBLがいっちゃんかっこエエな。