けしからん!!①

さて、今日は以前からお伝えしてる「けしからん」話です。

ちょっと前のことになるけど、義妹が給油のため、ガソリンスタンドに行ったそうな。
そこでフロントのタイヤのひび割れを指摘されてタイヤ交換を勧められたそうな。
と、ここまではよくある話。

GSの店員、タイヤを外して義妹に見せたそう。
「ほら、ここから空気が漏れてますよ」と。
「こんなタイヤはとんでもない。
穴が開いているタイヤでは帰れませんよ、非常に危ないですよ」と。

義妹、勧められるままその穴の開いている1本のタイヤ交換を承諾した様。
ところが、店員
「左右で違うタイヤは危ないですよ。
もう片方もひび割れしているし、この際、換えちゃいましょう」と。

義妹、高価な買い物になるので家族に相談した結果、
家族も、「そんなに危険な状態なら仕方がないね」と。
値段も約25,000円にしてくれるって言ってるし。

さらに店員
「後ろももう残り溝が少ないですよ、これも換えないと危険ですよ」と。
かなりしつこく迫ったらしい。

義妹、困ってしまってここで自分に電話。
というのもこの車は自分から1年前に買ったもの。

義妹、電話を店員に代わる。
「あ、お兄さんですか?もうね、タイヤがね、とんでもない状態です。
相当古いタイヤが付いててね、穴が開いててこのままでは生命に危険が及びます」

いいよ、交換しなくて、自分も車屋やからこっちで交換するんで。

「いえ、お客様のこと考えたらね、このままでは帰せないんです。
私はタイヤのプロとして、大事なお客様を危険な状態で帰すわけには参りません」

それでも換えなくていいよ、こっちで安く換えられるから。

「いや、このままでは危ないんです。とりあえず前2本は換えたんですが、
後ろも換えていただかないと危なくって仕方がありません」

ん?なに?すでに2本換えたって?

「そうです2本は換えました。とても危ないんでね。
後ろも相当古いし、左右で違う銘柄のタイヤが付いてるんで危ないんで換えちゃいましょう」

ちょ、ちょっと待って、すでに前2本交換したって?

「はい、だってこんなタイヤでお客様を帰せないですよ」

それって義妹の了承得てるよね?

「はい、ご家族の方とも話していただいてご納得の上で交換させていただいてます」

ほんまに?義兄の自分が車屋やってるのに納得した?
それってホンマ?
ちょっと義妹に電話代わって。

と、ここで再び妹に電話代わると妹は

「このままやったらいつバーストしてもおかしくないし、危険やって言われたんで・・・
それに約25,000円って1本の値段って思わなかった。

ハァァーーーッ、まあ、そんなことやろうと思ってた。

と、ここでもう一度、店員に電話を替わった。

あのねぇ、誘導、説得してるよね?
もし、そうだとしたらタイヤ元に戻して、明日自分がすぐにタイヤ換えるから。

「いえ、納得頂いた上で、ご家族とも相談されたうえで交換してます。
価格もご納得頂いてます。
タイヤは穴が開いてるので元には戻せないです。
大事な妹さんによくこんなタイヤのまま売りましたね」

カッチーーーン!!

それって今の話とは関係ないよね?
しかも、いかにも粗悪車を販売したかのような言い草をしかも義妹の目の前で・・・・

ファイヤーーー!!

(もう、この辺からはかなり乱暴な言葉づかいになってしまった)

予算っていうのもあるやろう?
だいいちその車よりもタイヤ代の方が高いんでないの?

「現状渡しという事ですか?」

いや、現状渡しぢゃぁないよ。
整備もある程度やっているよ。

「でも、もう2本は換えてしまっているので・・・
あとの2本交換も交換しないと危ないので帰れないですよ」

ほほー?一体、そのサイズのタイヤでいくらしますの?

「はい、こういう状況ですので私もメーカーに泣きついて1本23,000円、工賃1本3150円ですが、
4本全部込みで99,800円にしましょう」

はあ?なに言ってんの?うちの倍近い値段やん。
すでにフロント2本交換したのはわかったけど、そんな恐怖商法はあかん。
今から自分がお金払いに行くからとりあえず妹、帰したって。

「別に良いですけど、支払いが後日になるなら妹さんの免許証のコピーいただきますよ」

つづく・・・