広島焼きは本当にぬるいのですか?②

お店は3日から5日までまでお休みを戴いております。

自分自身も久しぶりのお休みなのですが、何をしていいか・・・
昨日、一昨日はチラッとお店に行きましたが、
その方が落ち着いたりして(笑い)

さて、広島焼きの話の続きです。

ソースで汚れた手を使い捨てのオシボリで綺麗に拭いていると
楽しみにしていた食事の時間が台無しになったような気がして
本当に情けない気分になった。

よく「あそこの店はまずい」とか「あの料理はまずい」とか言う人がいるけど、
僕自身は「美味しくない」と思うことはあっても
「食べられないほどまずい」と思うことはほとんどない。
だから、出されたものを残すことはほとんどない。
それが今回はいわゆる明らかに「食べられないもの」が出てきたのだ。

女性スタッフは生焼けの広島焼きを下げずにかなり不機嫌そうにテーブルを離れた。
この女性がバックルームに引っ込むと同時にスタッフ同士の爆笑する声が響いた。

しばらくして追加のビールを持って男性のスタッフが出てきた。
気持ちが治まらなかったのでこのスタッフにも聞いてみた。

僕「広島焼きってこんなに冷たいものなのですか?」

スタッフ「冷たい?ぬるいっていわれることはよくありますが冷たいことはないです」

僕「た、確かに・・・って、そんな言葉遊びしてるんじゃなくて、
コレぐらいの温度で供されるものなのですか?
そばは明らかに生の状態だと思うんですが・・・・」

スタッフ「いつもどおり、作らせて戴いております。そばもきちんと炒めております。
関西の方は鉄板から直接お好み焼きを食べられるのでぬるいと思われる方が多いようです」

僕「あのね、関西でもお皿からお好み焼きを食べることはいくらでもあるよ。
でも、そんな話じゃなくて、この広島焼きは通常の温度で供されていて
温度が低いと感じるのは僕の感じ方の問題だというわけですね」

スタッフ「ご満足いただけないのなら作り直しましょうか?」

僕「いえ、これがこの店の通常の商品なら作り直さなくても結構です。
このソバ、明らかに炒めてるようには見えないし、
生の独特の匂いがするけど、あなたが「きちんと炒めた」というなら
頼んだ僕が悪い。だから作り直さなくてもいいし、当然お金も払います。
とにかく、この広島焼き下げてください」

と、2人のスタッフとのこんなやり取りが5分ぐらいあって、
広島焼きは下げられていった。

しばらくすると男性スタッフは僕のテーブルのところに来た。

スタッフ「あのー、お客様・・・
確かにお客様の言うとおり、そばの炒めが少し足りなかったように思います。
つきましては作り直させていただくか、伝票から消させていただいてもよろしいでしょうか?」

僕「・・・・・・・・・・・
もう、食べる雰囲気でもないので作り直さなくてもいいし、
あなたも、先ほどの女性スタッフもアレだけ言い切ったのだから
お金はきちんと払います」

と、僕は3杯目のビールを飲んでお店を出た。
女性スタッフは最後まで機嫌悪そうにしてた。
たぶんね、反省してへんのよ。

被害者は僕だと思うのですが・・・・

ここまで頑張って誰が得するん?
お店が得するの?
ただの保身?
オレはそれが一番嫌い。
保身はな、何の改善も進歩も生まん。

と、店名出すこともなくささやかにこの場で愚痴る。

広島焼きって本当にぬるいもんなんか?
何回も食べたことあるけどな・・・

蛇足ですが、この店の勘定5000円足らず・・・

なんとあとからメニュー見たら生ビール800円超えてた。

これやったら途中の丸亀製麺でなんか食べるか、コンビニで何か買ったらよかった。
自動販売機でビール買うてね。

おかげでなんか知らんけど、広島の夜は寝られへんかった。

翌日の納車は気持ちよかったけどね。