スマートキーにはご用心

体がムズムズする。
イーッとなって居ても立ってもいられない。
これは今日も寝られへんやろうな・・・・

今年の高校野球、素晴らしい試合が多いね。
目一杯のプレーは見ている人に感動を与えるし、
自分たちも今まで味わったことのない感動を味わえることだろう。

今日はTAX泉北でも感動する事件(という表現が適当かどうか?)があった。

昼食時、なにやら階下からおばあちゃんの声。
S鍋がそのおばあちゃん(80歳ぐらい?)を連れて2階へ上がってきた。

聞けば、前のときはま線で車が止まってしまったとの事。
前の道路を見ると左側の車線で1台の車が止まっている。
どうやらおばあちゃんはこの車の運転手。

故障?
どうやらそうではないらしい。
おばあちゃんはこの日、入院予定の息子さんを病院に連れて行ってその帰りなのだが、
スマートキーを何らかの事情で入院した息子さんに預けたまま。

メーターのキーの警告等が不安だったらしく、
当社前の道路で信号待ちの際にいったんエンジンを切ったようだが、
いったん切られたエンジンはキーがないので再び始動する事はなく、
交通量の多いときはま線の左側の車線をふさいだままの状態になりました。
おばあちゃんはたまらず目の前にあった当社に、
あの交通量の多いときはま線を横切って助けを求めに来られました。

S鍋はおばあちゃんの話を聞き、必死で息子さんに連絡を取り、
はっしゃんは渋滞を引き起こしているその車を動かすが為に泉北丸を発進させ、
ボスはおばあちゃんの不安がなくなるよう、一生懸命話し相手になってくれてました。

何とか息子さんと連絡が取れました。
15分ぐらい後、カートを引きずった50前後の男性がときはま線を下ってきました。
その男性はおばあちゃんの息子さんでした。

息子さんはその日、手術の予定でしたが、
キーを持たずに帰った母親が不安だったのか、
点滴のカートを引きずって鼻に管を通したまま、
病院からタクシーに乗って必死でおばあちゃんを探して、
当社の前にたどり着きました。

無事にキーが戻った車は何とか移動することが出来ました。
ボスは車のところまでおばあちゃんの手を引いて連れてきました。

息子さんは自分が病身にもかかわらず、
年老いた母親が無事だったことに安堵して感極まって泣き出しました。
お婆ちゃんも「申し訳ない」を繰り返して泣いていました。

不注意で渋滞を起こしてしまったことには申し訳ないけど、
TAX泉北のスタッフもみんなが優しいことに気付きました。
でも一番大事なの「家族」と「健康」だってつくづく感じました。