お金を戴いてありがとうも戴く

正月が明けてから親戚のお姉さんが来ていた。
実はこの人、音楽関係の仕事をしています。
このお姉さんと2日続けて飲んだワケですが、
実に面白い話をたくさんしてくれた。
その中でも印象に残っていたのが
「舞台に立ったら『これでもか!』と言うぐらいお客さんに喜んでもらいたい」
いつもそのことばかりを考えていると言っていた。
苦労してチケットを手に入れて、遠いところから来て頂いたからには
「ああ、来て良かった」
と、思ってもらえるために必死になると言う。
な、なるほどぉ、その話、イタダキ。

ということで、早速、本日実行してみました。
「ブレーキの警告灯がたまに点灯する」
と、1年前に購入してくださったお客様から電話を戴いた。
多分?ブレーキ液の液量の不足かブレーキパッドの磨耗が原因。
「ちょっと遠いので面倒くさいかもしれないけど来てくださいよ。」
と、お伝えすると1時間近くかかる道のりを来て下さった。

ボンネット開けてブレーキ液のチェック。
するとやはりちょっと少なかった。
「ははぁ、コレが原因か?」
ブレーキ液を補充し、車を前後に動かしてみる。
ちょっと「キィーッ」という音。
ああ、これはパッドの残量も少ないね。
ということでタイヤを外してパッドもチェック。
するとローターの裏側のパッドが磨耗していたので交換。

ついでにエンジンオイルのチェック。
これも液量が少し少なかったので補充。
あとはクーラント、ウォッシャー液、ベルトの張り具合とタイヤの空気圧をチェック。
この間、約30分。
申し訳ないけどパッド代のみを頂いて点検終了。
OKです。
ん?
「ああ、来て良かった」
と、思ってもらえるためには何かが足らん。
ああ
あと5分いいですか?
3人で赤レガを洗車。
すると赤レガはピカピカ。
お客さんもニコニコ

「どうです?遠いところ来た甲斐があったでしょ?」
(これを自分から言わんかったら良いんだけど・・)

お客様大満足で帰って行かれました。

お金も戴いて「ありがとう」も戴く。
テレビでソムリエの有名な人が言ってたよね。

僕もスタッフも大満足。

ああ、お客様の笑顔はやっぱりエエな。
ちっちゃい事かも知れんけど、僕はこういう仕事がしたいんや。

やっぱり車屋は楽しいのです。