千日ま~えの千日堂。

今日の大阪のニュースはくいだおれの閉店ばっかし。
60年の営業に幕を閉じ・・・・
ふーん・・・どっちかって言うと
「60年しかやってなかったんか?」って感じがする。
60年前って生まれてなかったから良くわかんないけど
あんな一等地が手に入れられたんやろうか?
「数年前から最盛期の売り上げが半分」って報道してたけど
最盛期の売り上げっていくらぐらいなんやろう?
あんな人通りの多い場所でなんでお客さんが入らないんだろう?
いろんな事考えてしまう。

実は大阪に長い間住んでいながらくいだおれには行ったことがない。
まわりにも「くいだおれ行ってきた」っていう話、聞いたことがない。
前はしょっちゅう通るんだけど、なんとなく入ろうという気が起きなかった。

そういや、くいだおれのテーマソングも
浪速のモーツァルト=キダタローの作曲らしい・・・・・・が、
くいだおれの歌ってどんな歌やったっけ?

「せんにちま~えの千日堂、甘党ふあんの千日堂・・・」
ああ、この歌はちょっと前に閉店した道頓堀の千日堂の歌やったな。

「ピンとはさみを打ち振りながら息の良いのが気に入ったぁ~、
(ドンドンヒャララドンヒャララ)
と~れとれぴ~ちぴちかっに料理ぃ~」
この歌はかに道楽の歌やったな。

「あ~らよ、出前いっちょぉ~」
これはぜんぜんちゃうな・・・

しかし、キダタローはいろんな歌作ってるな・・・

こうして考えると「くいだおれ」も「千日堂」も「かに道楽」も
コマーシャルで知っているだけで実際には行ったことがない。
今は近くで安くてうまいもん、いくらでも食えるモンね。
それこそミナミまで行くんやったらもっとうまいもん喰いたいモンな。
いつの間にか地元の人が行かない店になってたんやな。

飲食でも定番のビジネスモデルも40年ぐらいが限界なんかな?
そう考えたら、ロイホやスカイラーク、マクドやケンタッキーで30年、
びっくりドンキーって40年らしいけど、すごいよな。
メニューはチョコチョコ変わってたりするけど、よく流行ってるもんな。

つい、自分の商売に立ち返る。
そういや、僕らの業界も昔からやっている人でも
「儲かってるで」
って言う人がおらんようになってきた。
ちょうど、今の業界のビジネスモデルももうすぐ40年。
もうそろそろ限界やと思う。

僕らの先輩方が作ってくれたビジネスモデルで
飯が食えなくなったからには、僕らの世代が新しいモデルをつくらなあかん。
「付き合い」とか、目に見えない縛りで商売をさせていただくのではなくて、
本当の意味でお客様に満足してもらうことが大切だと思う。
これだけ情報が氾濫すると、本当に有益な情報を持っているプロだけが
ユーザーの皆様に満足していただけるのだと思う。
コレからが勝負、コレからが本番や。
まだまだやれることたくさんあるで。