掃除にもプロ意識があって当たり前だと思うのです。

今日で5月も終わり。
4月の新記録を達成したTAX泉北、

「このままやったら5月は落ち込むでぇ」

予想通り、5月の販売台数はちょっと落ち込みました。
この事態を予想できたてたのになぜ止められなかったというと
販売台数が多かった翌月は納車の仕事が多くなるため、
仕入れ、広告に手が回らなくなるからです。
ましてや5月は連休も重なって市場に良い出物が少なかったような気がします。

それでも、販売の質は上がってきたと思います。
納車の仕上げはまだまだ充実させたいです。
でも、仕入れも充実させたい。
これはもう、人の力で克服していきたいです。

幸い、現在の陣容は過去最高のメンバー、
5月の後半はちょっと面白い仕入れも出来ているので、
月曜日から、展示前清掃、撮影、広告は充実させていきたいです。

前回のブログの展示車、納車の仕上げの話、随分と反響がありました。
同業者からも反響がありました。
「そこまでやって・・・・」という指摘も受けました。
ホームページのキズや装備の表記方法についても、
「なんでそんなことするの?」という質問も受けました。

ホームページの話は後述するとして、
掃除の話については最近思うところがあるのです。

常々、
「物を販売する、またはサービスを提供する人間はプロ意識を持つことが大切」
口をすっぱくして言います。
その道のプロになろうと思えば、並大抵の経験や努力ではなり得ません。
たとえば、プロ野球やゴルフなんかは、努力と経験だけでプロになれる訳もなく、
そこには才能という、生まれ持っての資質も必要になったりします。

でも、納車の仕上げ、あるいは展示前の仕上げはすぐにはプロになれなくても
意識を持つことでプロに近い仕事が出来るようになると思うのです。

掃除する箇所-聞けば分かります。
掃除の方法-教えてもらえば理解できます。
掃除の出来映え-何度でもやり直せば完成に近づきます。

ここまでは誰でも出来るのです。
あとは自分で
「どこまでやろうか?」
だけの話だと思うのです。

確かに掃除は手間も時間もかかります。
ほかの仕事も一杯あります。
掃除を一生懸命したところで車が売れるわけではありません。
実際にいくら評価点の高い車を仕入れて、細かい箇所まで整備して
広範囲にわたる保証をつけて綺麗に掃除したとしても、
goo-netやカーセンサーの広告では、
年式や色、距離などの客観的な情報だけで判断され、
その客観的な情報が同じなら、
程度や整備の内容、保証の内容は加味されることなく、
価格の安い方が先に売れ場合も多いのです。
いくら綺麗に掃除しようがしまいが、
広告の時点で売り上げに差が生じることはありません。

だから、同業者に「何でそこまで・・・・」と
ちょっと呆れられた様な質問まで受けるのです。

ふーん・・・・
なら、やってやろうじゃないの。
同じ価格なら綺麗で程度が良い車を買いたいに決まってるでしょ?
きっちりとした整備が付いて、保証も充実している方がいいでしょ?
だから、そういう車の方が売れるに決まってるんですよ。

と思ってすでにかなりの年数が経ちました。
色んなところで販売研修会の講師をさせていただきましたが
いまだに僕のやり方のまねをする人はいません (笑)

すいません、ちょっと話がそれました。
要するに、この業界でプロになることは難しいけど、
プロ意識を持ってたら掃除は綺麗に出来るようになる気がするんです。

商品やサービスを提供する以上、満足して頂いてこそ当たり前だと思っています。
確かに掃除って面倒くさいし、誰でも嫌がる仕事ですよね?
でもね、綺麗になったら嬉しいんですよ。
「よおっしゃ!」
ちっちゃく声に出たりします。
ピッカピカの展示車ばかり並べたいんよね。

そんな車を納車の時にもっと念入りに仕上げしたら、
「おお!」ってなるわけです。
その「おお!」を聞くために掃除のプロになろう。
社内で資格制度でも作ろうかな?