遥かなる甲子園

今年の甲子園はいい試合が多かったよね。
一昔のPL学園みたいな大スターはいなかったけど
各校の実力が伯仲してどの試合も見ごたえがありました。
特に決勝戦の佐賀北-広陵の試合は手に汗握る熱戦でしたね。
激戦を勝ち抜いてきた佐賀北の優勝は見事でした。
延長十五回引き分け再試合、サヨナラ勝ち、そして優勝。
あの学校、県立でしょ?
特待生問題でイメージダウンした高校球界に一筋の光を差し込む優勝でしたね。

でもさあ、ちょっと残念な事が一つ。
決勝戦の8回の佐賀北の攻撃やったかな?
一死満塁、1-3からの真ん中低めの直球、審判の判定はボール。結果は押し出し四球。
直後のバッターに満塁ホームランが出た。
あの1球、ネットでも話題になっているよね。
終ってから言っても仕方のないことだけど、テレビで見てるとストライクっぽかったような気がした。
ストライクと判定したからと言って、このバッターをアウトに出来たかどうかはわからないんやけど、
判定が分かれるほどの微妙な球でもなかったような・・・・

まあ、でも、この辺は愚痴のレベルっていうか文句のレベルっていうか、
人ぞれぞれ感想はあると思うんだけど、試合後の広陵の監督の一言、
「誰が見てもおかしい。批判の声があるかもしれないが言わないと変わらない。
教育者として言う権利はある。監督をやめても良いと思うくらい悔しい」
そう言った上で「選手はよくやった。負けを受け止め、これからの人生を歩んでほしい」

押し出しを出した野村投手の「悔いはない。審判が正しいから仕方がない」という、
本音は押し殺した優等生的な発言の裏に隠される本当の気持ちを代弁しているようだった。
審判の力が強すぎて抗議をする事が許されない高校野球。
だからこそ監督が自分のクビを覚悟で、選手の本当の気持ちを代弁したんとちゃうかな?

この発言を受けた日本高野連のある参事は
「審判も人間だから難しい。アマチュア野球の世界で言ってはいけないコメントだと断言します」と批判。
準優勝報告会で厳重注意をする模様。
うーん・・・・
プロは認められてもアマチュアはあかん?
試合中に抗議したわけでもないのに?
確かに審判も人間やけど・・・・

しかし、ピッチャーもキャッチャーも行儀エエよな。
僕なんかしょっちゅう
「えーっ今のがボール??( ̄⌒ ̄)フンッ!バタバタ
ヾ(≧∇≦)〃ヾ(≧∇≦)〃バタバタ