だから僕は・・・・

今日は結構良いレガシィの仕入れが出来た。
商品は今まで仕入れてたようなエッジの立った商品ではない。
割とオーソドックスなレガシィだ。
でも、どちらも非常に安い。
エッジの立った商品はだんだん少なくなって来ている。
これからは定番のレガシィも仕入れていこう。
でも、どこよりも程度の良い品物を安く出そう。

最近思うことがある。
それは子供の頃の食生活の話。

小さい頃は家のご飯と同じぐらい給食が大好きだった。
給食を「まずい」と言って残す友達が信じられなかった。
僕は給食がムッチャ美味しいと感じていた。
特にびろびろに伸びたかやくうどんや
インデアン焼きそば、鯨の大和煮が大好きだった。

こんなことを言ったら一生懸命育ててくれた両親に申し訳ないが、
家ではそんなご馳走が出なかった。
茶碗蒸しといえば一人に一つではなくて
大きな鍋一杯に卵4つぐらいと2Lぐらいの出し汁で伸ばした
大鍋の茶碗蒸しだった。
それを家族5人でスプーンで食べた。

ハンバーグと言えばニッスイのハンバーグ。
いや、これは正確にはハンバーグではなくて
でっかい魚肉ソーセージのかたまり。
これを1cmぐらいの輪切りにして
フライパンで焼いてみんなで食べた。
マルシンのハンバーグなんて知らなかった。
イシイのレトルトのビーフハンバーグを始めて知ったときには
「世の中にこんな美味いものがあるものか?」とビックリした。

でも、思えば家族みんなで食べる食事はすごく美味しかった。
暗くなるまで近所の広場で遊んでいると、
お母ちゃんが「ご飯やで」と呼びに来た。

家に帰るとお父ちゃんが先に帰ってきたりしていた。
工場の油の匂いがするお父ちゃんが風呂から出てくるのを待って
みんなで一緒に大鍋の茶碗蒸しを食べた。

あの頃はみんながおなかを空かせていた。
だから、空腹のときはどんな物でも美味しかった。

あの頃はみんなでご飯を食べた。
だから、おかずの内容よりも食事の時間が楽しかった。

あの頃はいつも喧嘩をしていた。
でも、ご飯を食べると仲直り出来た。

本当は辛い思い出の方が百倍ある。
でも、今こうやって自分が親になると
ちょっとしかなかった幸せの記憶の方を思い出す。

だから、僕も周りの人を幸せにしたい。
だから、僕も周りの人と幸せになりたい。

他の人は分からんけど、僕は一人では幸せにはなれない。

だから、僕は車を通じてみんなに幸せを感じて欲しい。