颯爽と行きたかったのです。

今日とあるお客様の保険の手続きに行った。
てっきり保険料の口座振替のお客様と勘違いしていたので
保険の領収書を持たずに行ったら、現金払いのお客様だった。

「YOSHIさんとこの人やろ?信用してるからエエで」
す、すいません、僕がそのYOSHIなんですけど?
このお客様、今は保険だけのお付き合いなので1年1回しか会うことがない。
だから僕の顔を覚えてくれていないのであろう。
でも、それでも忘れられるほどキャラが薄いだろうか?

お近くのお客様だったので、領収書を持ってもう一度出かけた。
今度は忘れられないように、しっかりと印象付けて
「車のことで何かあったら何でも言って下さいよ」
と、声を掛けさせていただくと、にっこりと笑っていただいた。
大声で「ありがとうございます。失礼します」と颯爽とその場をあとにした。

まあ、ちょっと恥ずかしかったけど、これだけ大きな声で挨拶すれば、
嫌でも覚えていただけただろう
でも、ビックリしてなかったかな?

ここから会社までは5分。
ガレージに車を入れて事務所に入ろうとしたその瞬間・・・
あれ?カバンがない
いや、落ち着け、あんな大きなもの無くすはずもない。
でも、なんで?
保険の申込書の入った封筒はここにある。
だとすると・・・・
も、もしかして封筒だけ持ってきてカバンは忘れたのか?

慌てて取りに戻った。
でも、あれだけ大声を出して颯爽と去って来たあの家に
再び戻るのはめっちゃ恥ずかしい・・・

その家にたどり着くとお客さんが、会社に電話してくれている最中だった。
お客さんは笑っていた。
かなり恥ずかしかったけど、もう一度大きな声でお礼を言って帰ってきた。

今年40半ば・・・・・
サザエさんやあるまいし、いったい何をしているんやろう