京橋はええとこだっせ

昨日の納車は京阪沿線だった。
京阪電車なら終点の淀屋橋まで出て、地下鉄で帰れば良いのだが、
京橋で途中下車してJRで帰ることにした。
(地下鉄よりもJRが好きなんです)

京阪電車の改札を出てJRの京橋に乗り換えようとしたが、
ちょっと懐かしさも手伝って、JR京橋の駅前をうろついた。

実は学生のころ3年生の途中まではJRと京阪電車を乗り継いで
京都市北区までの2時間ちょっとの道のりを通っていた。
ソフトボールをやっていたので、ちょっとしんどかったけど
行き帰りの道中はちょっとした旅行のようで楽しかった。

話は戻って京橋の駅前。
いきなり「まつい食堂」の看板が昔と同じく目に入った。
中に入ったことは1回あるかないかだが、看板が妙に印象に残っている。
味はほとんど印象に残っていないのでたぶん普通の食堂なんだろう。

そしてそのまま、商店街を東に移動した。
この京橋ということろ、立ち飲み屋をはじめとする飲み屋が異常に多い。
日曜日のしかも夕方の5時前だというのに、どこも人でいっぱい。
おそらく、これらのお店は昼間からお客さんがいっぱいいるのであろう。

学生のころは、立ち飲み屋を気にすることはなかったので
あらためて立ち飲み屋の多さに気づいたのだが、
たぶん昔からこんな感じだったのであろう。
それ以外にもパチンコ屋、風俗店など
ありとあらゆるサービス産業が集まっている。

阪神戦を見ようとパチンコ屋の前のテレビに群がる人たち。
どこかで飲んできたのであろう酔っ払い。
風俗ビルに入っていく派手な化粧をしたおばちゃん。
昔も今も京橋はブンガワンガな街だ。

何件かの立ち飲み屋を見ていると、無性に入りたくなってきた。
この日はちょっと早く上がらせてもらう予定だったので、
どこかの立ち飲み屋をのぞこうとしたけど、
あの雰囲気の中に1人で入っていけそうにはないので諦めた。

商店街も終わりに近づいたので、1本北側の通りを戻ってきた。
ここでもやはり飲み屋が異常に多い。
果たしてこれだけの数の飲み屋が昼間から営業していて
お客さんが入るんだろうか?
余計な心配までしてしまった。

でも、よく見るとお客さんがたくさん入っているお店と
そうでないお店との差が極端だった。
やはり、お客さんが入る店にはそれなりの理由があり、
そうでない店にはそれなりの理由があるのだろう。

再びJR京橋の駅前に近づいたとき、懐かしいメロディが流れてきた。

京橋は~ええとこだっせ
グランシャトーが、おまっせ
サウナでさっぱりええ男
恋のは~なも咲きまっせ
グランシャトーはレジャービル
グランシャトーへ いらっしゃい

大阪の人ならこの歌を知らない人はいないだろう。
この歌を聴くと京橋に来たという気がする。
しばらくグランシャトーの前でこの歌を聴いていた。
1階のゲームセンターの表で50歳近くの派手なおばちゃんが
UFOキャッチャーをしていた。
よく見ると道のあちこちに嘔吐をした跡があった。

グランシャトーの歌も10回も聞くと飽きてきたので
再びJRの改札へ向かった。
久しぶりに行った京橋はやっぱり京橋はブンガワンガな街だった。