デカ盛りの美学

年よりはやたらと食べ物を食わせたがる。

先日、息子とバッティングセンターに帰りに用事があって実家に寄った。
実家に寄ると僕の母親が僕の息子にやたらと物を食わせたがる。
時間は夜の10時。
「バナナ食べるか?みかんむいたろか?コーラ飲むか?」
突然の訪問、もてなしたくて仕方がないのだろうが、
夜の10時にコーラはちょっと・・・・

そういえば、先週にテレビで見たとある食堂。
オムライスもカツどんもハンパな量やない。
かる~く、通常の2倍の量。
この食堂の店主は80歳のおばあちゃん(化粧濃かったけど・・・)

「なんでこんなに大盛りにしたのですか?」
というレポーターの問いに
「学生さんの喜ぶ顔が見たかったから」

もちろん、儲けも大事なんだけど、
年を取ると、喜んでる顔が利益よりも優先するらしい。
(すべてのお年寄りがそうというわけではないやろうけど)

そこでインターネットで大盛りの店を検索してみた。

勇者モアイのデカ盛り挑戦記
http://blog.kansai.com/mutekitigers

喫茶Y
http://www.geocities.jp/woof163/kissay.html

めちゃくちゃ面白い。(勝手にリンクすいません、まずかったら削除します)
やっぱりねえ、こういうお店は例外なく流行っている。

そういえば、紳助がテレビで言ってたな。
「大盛りの店は流行る」って。
売る側の「儲けたい」という姿勢よりも
「喜んで欲しい」という店主の姿勢を客が感じるんやろな。

これや、やっぱり商売はこれやで。
どんな研修に行っても「儲かる仕組み」ばっかりを教えようとする。
で、根本的なことを理解していない経営者は
「儲かる仕組み」を真似ようとしても、結局儲からないでいる。
対して「盛り」の多い店は流行っている。
(儲かってるかどうかは微妙な店もあるけど)

商売は商い(あきない)。
あきないは飽きない。
お客様に飽きられることのないサービスを提供させていただくことが
「儲かる」につながると思う。

これをうちの商売に例えたらやっぱり・・・・
「品質」と「サービス」やね。