千早赤阪村

今日は大阪府唯一の村=千早赤阪村まで納車に行った。
千早赤阪村と言えば金剛山の麓の村。
この季節は大阪府と言えども雪が降る日がある。

会社を出たのは夕方の4時半。
堺市では雨がポツポツ。
気温は低い。
不安が脳裏をよぎる。
なるべく明るいうちに千早赤阪村に着きたい。
距離は20kmほど。
道路が空いている時間帯なら40分ほどの道のりだけど、
この時間帯は比較的交通量も多く、あちこちで渋滞。

会社を出て一時間ほど経って、ようやく河内長野の駅を抜ける。
この駅を抜けると一気に周りの景色が山間部に変わる。

道路の脇に「凍結注意」の看板が見える。
スバル車を販売しながらも、自分自身ではスキーもしないし、
冬の凍結道路をほとんど経験したことがないので、メッチャドキドキ。
降雪量の多い地域に住まれているお客様からすれば
「何をアホなことを・・・・」と言われるかも知れない。

それでも、まだ持っていく車はスタッドレスタイヤを履いたエクストレイル。
少々、降雪してもお客様の家まではたどり着くことだろう。

案の定、千早赤阪村の入り口の歓心寺あたりで雪が降ってくる
ここからはわずか2km程といえども、山間道路。
ヘッドライトで照らされた路面を凝視しながら、
夕闇が迫った山間道路をひた走る。
時間にすれば5分ぐらいの山道なのだが、メチャ不安
それでも、何とかお客様の家にたどり着き、無事納車を終える。

「もう、降ってきたから早く帰ります」
と言って、あわててお客様宅を後にしようとすると・・・
「この間、歓心寺のところで軽自動車が横転してたから気をつけて」
な、なにぃ~~
お、横転?
ちょっと、ビビらさんんといてよ

問題は代車のこの車。
10年落ちのインテグラ、タイヤはノーマル。
積雪はないものの、雪はしんしんと降り注ぐ。
ATレンジをD2に入れてゆっくりと走る。

地元のドライバーが後ろからどんどんとやってくる。
雪道になれていない僕はそれでもゆっくりと走る。
(怖いねん、ケツまくるなって!)
この5分ぐらいのダウンヒルがなんと長く感じたことか・・・・

ようやく麓まで降りてきて、それでも「凍結注意」の看板がある箇所は
ハザード炊いて後続車をやり過ごして、
やっとのことで一般国道まで出てきた時は泣きそうになった。
なんか最近は1日1回泣きそうになっている。
無事でよかった

そのまま、その代車のインテグラに乗って和泉市のお客様の所に行った。
R2を引き取ってインテグラを置いてこようとしたそのとき、
インテグラのキーに見慣れないキーホルダーが着いているのを発見。
なんじゃ、これは?
よく見ると、先のお客様のキーホルダーと家の鍵だった・・・

もう、あたりは真っ暗。
おまけに雨。
多分、千早赤阪は雪

今日は2回泣きそうになった