ちょっとまじめに・・・1

不景気と言えど、世の中には物が溢れかえっている。
本当に必要なものはすでに皆さん持ってらっしゃる。
そう考えると、今の世の中は「本当に欲しいものしか売れない」
そんな気がするのです。

「欲しいもの」よりも「必要なもの」に投資が優先される。
これは、当たり前のことです。
「必要なもの」を手に入れないで、「欲しいもの」のみを手に入れても、
生活においては不自由なことこの上ありません。

では、生活において車は本当に「必要なもの」になっているでしょうか?
その部分においては昔も今も変わりません。
多分・・・一家に一台以上の割り合いで存在するのでしょう。

昔、僕等が若い頃はたいていの人がどうしても車が欲しかったです。
お休みの日や仕事が終わった後に車に乗って遊びに行くのは当たり前のことでした。
車は「欲しいもの」であると同時に「必要なもの」だったのです。
他のものは多少犠牲にしても車に投資するのは珍しいことではありませんでした。
給料の半分以上を車関係の支払いに当てている、そんなつわものも沢山いましたね。

少々、無理をしてでも「いい車」を持つことはステイタスでした。
バブルの影響もあり、世の中には魅力的な車がたくさん出ました。
今では合理的な車とお金持ちにターゲットを絞ってしまったTOYOTAでさえ、
ちょっと頑張れば手が届く素敵な車を沢山、発売していましたよね。
レビンやトレノ、スターレット、セリカ、
ちょっと頑張ったら、ソアラやマーク2のツインターボ、アリストの中古など
若者に魅力的な車が沢山ありましたよね。
でも、今はそういう若者向けの車は少なくなって、コンパクトカーや、1BOX、
また、高級車はレクサスのブランドに移行して
ソアラやアリスト、アルテッツァなどは100万以上値上がりしちゃいました。
これでは「ソアラが欲しい・・・」なかなか現実的ではなくなりましたよね。

これはTOYOTAがそういう戦略になっていって、若い人が車離れをしたのでしょうか?
世の中に自分達が手が届きそうな魅力的な車がなくなってきたから、
若い人が車に興味を示さなくなっていたんでしょうか?
いや、それだけではない気がします。
トレンドの変貌はあれど、今でも1BOX系などを欲しい若者は存在します。

それでも、そういう人が少数派になったのはどうしてでしょうか?
それは、バブルの崩壊なんのその、
日本人の生活を変えたある商品が出現したからです。

まじめなテーマで少し頭が痛くなってきたので続く・・・・