本当に苦手?③

巨人が久しぶりに優勝した。
小さい頃から阪神ファンの僕だが、今日の巨人は嫌いではない。
最終回の攻撃は良かったね。
「勝つ」という執念が満開だった。
クリーンヒットはなくとも、「1点取るんだ」気持ちがサヨナラ勝ちに結びついた。
原さん、おめでとう

対して我が阪神・・・・・・
きっとクライマックスシリーズに向けての休憩やな。
きっと休憩や・・・

本当に苦手?

はい、この話、何とか今日でオチつけたいのでお付き合いを。

おお!それなら描いていたキャンパスライフにピッタリやん
よし、ソフトボール愛好会に入ろう!

ということで入会したソフトボール愛好会。
部室もなければ練習場もない。
大学の近くの児童公園でキャッチボールするぐらいの練習。
初めてフルスイングでバッティングしたのが夏合宿のグランド。
その後も練習試合といえば、他の大学のソフトボール部ではなくて
同じ学内の文科系のクラブという有様。
それも、たまたまその文科系のクラブに高校時代ソフトボール部出身のピッチャーがいて
かる~く、完封されてました。
ソフトボール愛好会のくせに、
そんなに速いピッチャーを見たのはそれが初めてのことでした。

でも、コンパだけは派手でした。
ビール一気、チューハイ一気、こんなの当たり前ですよね。
日本酒一気、ウイスキーストレート一気、まあコレもある。
でも、めし一気、おでん一気、サンマ一気。
あとは男同士の放送禁止のシーンまで、
京都河原町界隈では出入り禁止になった店まで数軒ありました。

まあ、そんなこんなでまったりとソフトボールライフを送っていたわけです。

でも、ある時、転機が訪れました。
こんなにしょっちゅうソフトボールをやっていると、
その力を外で試したくなるわけです。
外で力を試すとなると、公式戦しかありません。

そこで初めて見に行った関西学生ソフトボールリーグ。
これはぶったまげましたね。
それまで自分達がやっていたソフトボールが同じスポーツか?と。
なんせ初めて見た革ボール、野球の硬球の大きい版。
ウインドミルは見たことあったけど、ピッチャーはサークルの外まで飛び出して
目では追えないぐらいのスピードボール。
また、バッターはそのタマを打ちよる。
野手は恐ろしくすばやくてどんな打球でも間を抜けることがないんではないかと。

ふーん・・・・
普通なら怖気づくところですが
「練習したらこんなうまくなれるんや」
なぜだか、プラス思考になりました。

それからは毎日走りました
太っていたので走るのは大嫌いやったけど
コーチもいなければ先輩も本格的にやった人がいなかったので、
とにかく走るのは教えてもらわなくても出来るので走りました
そのうち、なぜか後輩に甲子園常連校の野球部卒の人間が入ってきて
バッティングや守備を教えてくれました。
で、そこでも思うわけです。
コイツら、知れてるやん
本格的な運動といえばそれまで中学校で剣道しかやったことがないのに、
バリバリの野球部出身者を見ても、別に「フツー」と思ってしまったのです。

運動では人に遅ればかり取っていたので、それまではコンプレックスの塊でした。
でも、高校時代に運動に対して苦手(な気持ち)を克服したせいか、
「俺でもやれる」的な雰囲気を持ったのです。
だってそうでしょ?
野球たって、中学、高校で自分より体の小さい人間が6年ぐらいやっただけでしょ?
それでこんなに上手くなれるなら、今まで眠っていた体の大きな自分が
1年もやれば、追い越せるんじゃないかと・・・・

そこからはさらに必死の練習。
でも、彼らとの距離はなかなか縮まりません。
で、どうなったかというと
よし、ピッチャーをやろう。
ピッチャーなら同じスタートラインだと。

昼休みもでも何でも少しでも時間があれば、ボールを投げました。
相手がいないときは壁に向かって投げました。
でも、どうやったらあのリーグで見たピッチャーのように投げられるんだろう?
今と違ってネットもビデオもない時代。
頭の片隅に残った、でも、強烈な残像を頼りに来る日も来る日も壁に向かって投げました。
苦手な腕立ても腹筋もやりました。
やってみると1日目は2,3回しかできなかったのが
数日後には100回ぐらい出来るようになりました。

そんなことを繰り返してたある日・・・・
あれ?
コレやん。
こうやって投げるんやん。
突然、ウインドミルのタイミングで投げることができました。
気持ちエエ
メッチャ気持ちエエ

すいません、次で本当にオチつけます