「高い」は本当に「良い」?

今日は忙しくてSX4徹底検証、出来ませんでした。
すいません。
保険などの関係で月末はどうしても時間がないのです。
今日はお客様が集中して出来ませんでした。

さて、以前から思っていたことが一つ。
高いことっていいことなん?

例えば食事しに行きます。
えーっと、今日は給料日やし、彼女とデートやから
奮発してちょっと良いとこ行こう。
と、無理して予約したお店。
お店の扉を開けると蝶ネクタイをしたソムリエが迎えてくれて
席に着いたらワインのリストを見せられる。
価格を見るとボトルで最低でも10000円から。
聞いた事もない銘柄のワインをオーダーし、
次に料理のリストを見る。
メニューはコース料理のみで
10000円、15000円、20000円のメニュー。
彼女に見えないようにそっと10000円のコースを頼む。
やがてワインがやってくる。
テイスティング用に一口分注がれた赤ワイン、
渋くて味も分からないけど、断るに断れないので
OKサインを出し、彼女のグラスにも注がれる。
やがて料理がやってくる。
オードブルからスープ、メインの肉料理、サラダ、
デザート、コーヒーまでどれも非常に美味しくいただけたけど
食べ終わって会計してもらうと税サ込みで33000円。

カバンが欲しい。
本当は30000円までで、ちょっとおしゃれなカバンが欲しい。
で、カバン一つ買うのになぜかミナミに赴く。
行ったことのないお店で買うのは怖いので
デパートなら安心と高島屋に入る。
ビニールで出来たようなカバンが
大げさにガラスのショーケースに飾られている。
値札を見ると・・・・98000円。
溜息ついて立ち去ろうとすると店員がやってくる。
そのモデルさんのような店員さんが優しくささやく。
「どういったものをお探しですか?」
あまりの優しい言葉に感激して、希望や用途を伝える。
「それならこのケースに入ったバッグがオススメですよ」
「丈夫だし、良いもは長く使えますよ」
話していると本当にいいものに思えてきて
思わず、カードで買ってしまう。

ネットでゴルフクラブを調べる。
各有名メーカーのクラブが星の数ほど出ている。
良く見ると昨年のモデルが半額近くで売っている。
でも、そんなのは始めから却下。
新しいモデルの80000円のドライバーを見てしまう。

定食屋に行く。
800円のB定食と1000円のA定食。
メニューの内容もさることながら
始めから1000円の定食が「美味しいもの」だと思ってしまう。

例えばヴィトンのバッグ。
まったく同じデザインのものが3分の一の価格で
〇〇カバンなんてメーカーで売られていたら買いますか?

例えばレクサス460。
これがトヨタ車でなくて零細メーカーが400万円で発売していたら
購入しますか?

そりゃあ、いいものを購入しようと思ったら
また、サービスに期待しようと思ったら
ある程度の金額を出さなければなりません。

でもさあ、ちょっと踊らされ過ぎじゃない?
本当は安くて良い物を見つけられた時が
一番嬉しいのではないでしょうか?

2人で30000円の食事が美味しいのは当たり前。
でも、路地裏の隠れ家のようなお店で
10000円で美味しい物があったら格好いいよね。

100000円のバッグが格好いいのは当たり前。
でも、あのビニールで出来た誰もが持っているバッグよりも
素材もデザインも良いバッグが
もしかしたら30000円で見つけられるかもしれない。

中古車なんか特にそうです。
「高いものが良い」場合は多いですが、
100%そうだとは言い切れません。
安くて良くて、良いサービスを提供してくれるお店もあります。
「高い」
「安い」
価格だけに踊らされないでくださいね。