中古車という商品

2007年02月11日

こんばんわ、お元気でしょうか?

今日も暖かかったですね。
夜はちょっと寒かったですけど・・・

今日は普段から思っていることを一つ・・・

当社は1台の物件につき、最近は200枚近くの写真を撮影します。
基本的にはセダンで10カット、ワゴンで11カットですが、
その中からいい写真をピックアップするのに
200枚近くの写真を撮影するわけです。

基本的なカットのほかにキズの写真も撮影します。
とにかく見つけた傷は1mm単位のものまで撮影します。
もちろん車輌の展開図も添付します。
日本一、厳しい査定基準のAIS検査で
5点評価、内外装A評価を貰った車でも
当社では4.5点になったりすることもあります。

細かいキズを拾えるだけ拾って展開図に明記すると
オークションで5点評価の車でも
当社の展開図ではキズが多い車に見えたりします。
実際の車を見ると、よーーっく見ないと、
ほとんど分からないものばかりですが、
当社ではあえて明記しています。

どうしてそんな細かいことをするかというと
一つは通販のお客様が多いからです。
通販のお客様は実車をご覧になることはありません。
納車まで見られないということは
たいそうな不安を感じているに違いないです。
納車の時にがっかりしてもらいたくないからです。

それよりも大きな理由があります。
私達販売会社は仕入れをする車のあらゆる情報を得ています。
例えばオークションで購入するときは
ある程度のボディのキズや塗装跡などの補修歴、
内装の状態、ガラスのキズ、ハンドルの擦れなど、
オークションの出品票にある程度のことは明記されています。

ところが、どの販売会社もセールスポイントを
アピールすることはあっても不利益になる
悪い部分をお客様に伝える事をしません。

このことに不思議さを感じたのです。
売る側の僕達が知っている情報を
実際に購入して所有されるお客様に知らせないでことは
「フェアじゃないのでは・・・」と思ったのです。

例えば、電化製品の中古品、新品の状態を基準にして
「ここが悪い、ここにキズがある」と言って売りますよね。

ところが中古車の場合、
>「中古なのにこんなにいいですよ」
「中古だけどこんなに安いですよ」
と言って売るわけです。

これっておかしくないですか?
そりゃあ、元値が200万、300万のものを扱うのですから
そんなに簡単に壊れるものでもないでしょうけど、
売るほうが持っている情報を
購入されるお客様に知らせないのはおかしくないですか?
そう感じたからこそ、5年位前からこんなことを始めたのです。

確かにこれは諸刃の剣です。
5点評価の車は当然4点の車よりは高いです。
5点AAで高く仕入れても、
大げさに商品の状態を伝えたら売れないことも多いです。

でも、対価を得て販売する以上、商品の状態を正確に
お知らせするのは当たり前。
購入された車を所有されるのはお客様。
「200万も払ったのにこんな車かい?」
と、落胆させるのは一番不本意です。

別に偽善でやっているわけではありません。
僕はこのことを貫いていくことで
もっと評価されて、もっと必要とされると思っています。

「そこまでしてどうするの?」
「わざわざ、儲からないことをやってどうするの?」
「とてもまねする気にならんわ」
同業者からは色々と言われます。

この業界もグループ化が進んでいるので
色んなとこから声がかかりますが、お話をさせて戴くと、
ほとんどのグループに断られます。
どうも同業他社から見るとうちのやり方は
”儲からないやり方”らしいです。

僕はその意見に断固反対!
自分の商品を自分が適正と思う価格とサービスで
堂々と正直に販売して
それが必要とされればば
絶対に適正な利益は出るんですよ。
と、思ってはや10数年・・・・

分からんかなあ・・・・?
業界全体が見捨てられたら、
いくら単独で頑張ってもあかんねんけどな・・・
そのうちに必要とされなくなっちゃうよ。

だってさあ、今の業界だったら
僕だって他の店の商品を分けてもらうのは不安だもの。